XR開発でクアルコムとキャリア7社が協力、国内からKDDIとNTTコノキューが参画

クアルコムは2023年2月27日、スペインで開催中のMWCバルセロナ2023において、同社のXR(複合現実)開発プラットフォーム「Snapdragon Spaces」を活用したXRデバイスやXRアプリケーションの開発に関して、主要通信事業者と協力すると発表した。

XR開発での協力を発表した通信事業者

XR開発での協力を発表した通信事業者

名を連ねるのは、CMCC(中国移動:チャイナモバイル)、Deutsche Telekom、KDDI、NTTコノキュー、T-Mobile、Telefonica、Vodafoneの7社。このうちKDDIはMWCバルセロナ2023において、日本でのXRのユースケース拡大と開発者プログラム創出にフォーカスした複数年にわたる協力を発表した。

Snapdragon Spacesは、AR(拡張現実)グラス等のデバイス設計や、ARグラス向けアプリケーションの開発を支援するプラットフォームで、2022年6月にクアルコムが公開。SDKが配布されている。

今回、クアルコムのXR技術に対応する新デバイスについても合わせて発表された。シャオミが「Snapdragon XR2」チップセットを搭載したARグラス「Wireless AR Glass Discovery Edition」を発表。また、2023年2月にグローバル向け販売が開始されたOPPOの5Gスマートフォン「OnePlus 11 5G」もSnapdragon Spacesをサポートする。

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