製品ラインナップの充実によりニーズに合った構成を組める
第五に製品ラインナップが充実していること。例えばコントローラーは3モデルを用意している。「Dream Machine Pro(UDM-Pro)」「Dream Machine Special Edition(UDM SE)」はUniFiコントローラー、セキュリティゲートウェイ、マネージドスイッチ、UniFi Protectコントローラーが統合されたSMBに最適なオールインタイプの1Uラックアプライアンスだ。いずれもAPは75台の接続が可能だ。UDM SEは最新モデルで、WAN側に2.5GbEのポートが着いている。「Wi-Fi6やWi-Fi6Eの広帯域のネットワーク制御も可能になるモデル」と佐藤氏は説明する。
ソネット ICTソリューション推進部 佐藤由氏
また「クラウドキーG2 Plus」は手のひらサイズの小型のコントローラーだ。AP40台のネットワークの管理だけではなく、これらのコントローラーはUniFi Protectを搭載しているのでセキュリティカメラの管理も可能。特徴的なのはフロントパネルで状況の可視化ができることだ。
そのほか、UniFi SDNコントローラーという自社PCやサーバ、クラウドサービスにインストールして活用するソフトウェア製品も無償で提供している。「これを活用すれば、ハードウェアタイプと同じように、UniFiのAPの管理ができます。APやスイッチのUniFiデバイスの台数が増えた場合など、規模の大きなネットワークも管理可能です」(佐藤氏)
APはWi-Fi 5対応5モデル、Wi-Fi 6対応6モデルを用意。いずれも屋内、屋外用が用意されている。スイッチも、スタンダードモデル(ミニスイッチ/1Uスイッチ)からL3スイッチング対応モデルまで幅広く揃える。「自由に希望の構成が組めるようにラインナップしています」と佐藤氏。中でも第二世代のUniFiスイッチにはタッチスクリーンが搭載されており、ポートの状況をリアルタイムで確認できるように設計されている。さらにユニークなのは、スマートフォンアプリを使用すれば、各ポートにどんなデバイスが接続されているのか、そのラベルをARで確認することができるのだ。
スマートフォンアプリを使用すると、ポートに接続された端末をARで確認できる
工場、病院、介護施設、学校など増える国内での採用実績
UniFiワイヤレスソリューションは工場や物流倉庫、病院、介護施設、ホテル、レジャー施設、学校など国内でも導入するところが増えている。そのいずれもがネットワークの見える化やわかりやすい操作、ソフトウェアを含む機器全体の一元管理、コストパフォーマンスなどを評価して採用している。
現在、UbiquitiではUniFiのマルチプラットフォーム化を進めている。同社のセキュリティカメラのネットワーク「UniFi Protect」のほか、同社の入退室管理システムなどもUniFiクラウドポータルで一元管理できるようになる。
UniFiは米国のソリューションだが、サポートの心配は不要だ。万一、コントローラーが壊れたとしても、ネットワーク自体は問題なく接続できる。壊れた機器については購入先に問い合わせれば、先出しセンドバックで対応するという。
チェーン展開をしている店舗、複数拠点を抱える中堅・中小企業などにとって、UniFiは最良のソリューションと言えよう。
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