KDDIは2011年1月20日、法人のAndroid活用についての説明会を開催し、スマートフォン向けのセキュリティサービスの拡充について発表した。
auのAndroidスマーフォンを利用する法人を対象に、セキュリティサービスとして、2011年2月中旬から「リモートロック for IS Series」を試験提供。また、2011年6月からは、セキュリティ対策と、端末管理・アプリケーション管理などの機能をパッケージ化した「ビジネス便利パック for Android」の提供を開始する。
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| KDDI・ソリューション商品企画本部モバイル商品企画部の牛島克弥氏 |
KDDI・ソリューション商品企画本部モバイル商品企画部の牛島克弥氏は、スマートフォン利用におけるリスクとして、「紛失・盗難」「情報漏洩」「マルウェア」「業務外の利用」の4つを挙げ、「スマートフォン利用には『セキュリティ』と『管理』の両方が必要」と説明した。スマートフォン導入企業からも効率的なセキュリティ対策と管理へのニーズが高まっており、これに応えるため、前述の2つの施策を実施する。
「リモートロック for IS Series」は、その名の通り、紛失や盗難時に、ユーザー企業の管理者が遠隔から操作して端末を操作不可能にするもので、情報漏洩を防ぐ。すでに提供中の「リモートデータ削除 for IS Series」と併用すれば、より強固な対策も可能になる。対応機種は、IS03、REGZA Phone IS04、IS05。2月中旬から8月末まで試験提供を実施する予定で、試験提供期間中は無料で利用できる。
「ビジネス便利パック for Android」は、au携帯電話で提供している「ビジネス便利パック」のスマーフォン版アプリだ。セキュリティ対策と、端末・アプリケーション管理の効率化を実現する各種機能をパッケージ化して提供する。サービス開始当初（6月予定）は下記の機能を搭載。その後も機能を拡充していく予定という。なお、対応機種はIS03、REGZA Phone IS04、IS05、SIRIUSα IS06。料金は現時点で未定となっている。
| 図表：「ビジネス便利パック for Android」の搭載機能 |
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