キーパーソンが語る

「AIエッジ×5Gの社会実装進める」OKI坪井専務

聞き手◎太田智晴(編集部) 2020.12.28

  • Teitter
  • facebook
  • 印刷

OKI 取締役専務執行役員
ソリューションシステム事業本部長
坪井正志氏

過去3年、「社会インフラ×IoT」を掲げて事業を拡大してきたOKI。新たな「中期経営計画2022」では、そのベースの上にAIエッジと5Gを活用したソリューション展開によりさらなる成長を目指す。コロナ禍で重要さが増すDX化、ニューノーマルへの移行ニーズも追い風に、IoT/AIの社会実装を本格化させると坪井正志専務は意気込む。


――2019年度はかなり好調でしたが、今期のこれまでの状況は。新型コロナの影響をどう見ていますか。

坪井 この4月に、従来の情報通信事業本部をベースとしたソリューションシステム事業本部と、ATMやプリンター、EMS事業を統合したコンポーネント&プラットフォーム事業本部の2つの事業本部による体制となりました。私が担当する前者がコトづくり、後者がモノづくりを担いつつ、両者を融合させていこうというのが基本方針です。

前年度の情報通信事業本部は売上・利益ともに目標以上を達成し、良い状態で中期経営計画2019の3カ年を終えることができました。今期もネットワーク関連事業、公共関係ともに堅調です。民需もコロナの影響は一部に留まっており、上期は計画を若干上回っています。ただし、下期に影響が拡大する懸念は依然としてあります。

コロナの影響として一番に感じるのは、やはりDX(デジタルトランスフォーメーション)に対するお客様の期待です。

DXという言葉は数年前からありました。当時はIoTやロボット、AIなどの新技術を活かそうという要素が強かったのですが、今は“ニューノーマル”にどう適用するのかがテーマになっています。個人生活も産業も大きく変化するなかで、それに対応するにはDXが必要です。この期待にしっかりと対応することで、新しいオポチュニティも増えてくると考えています。

 

 

坪井OKI取締役専務執行役員

 

 

あらゆる領域にAIエッジを――新しい中計2022では「社会課題の解決」を引き続き軸としながら、2019年度から手掛ける「AIエッジ」がOKI全体の事業の核に位置づけられていたのが印象的です。これまで3年の取り組みから、次の3年はどう進化させていきますか。

坪井 簡単に言えば、「AIエッジの適用範囲を広げる」ということです。

IoTを軸に社会インフラ分野の課題解決に取り組んできましたが、やればやるほど、エッジ側にAIが必要だということがわかってきました。それで2019年10月に、エッジでAIを動かすための専用ハードウェアとしてAIエッジコンピューター「AE2100」を出しました。その活用領域がコロナ禍で非常に広がっています。

また、AIエッジの考え方はAE2100以外の製品・ソリューションにも活かしています。ATMもプリンターもエッジであり、そこに映像解析や顔認証といったAI機能が入っていく。OKI全体が一貫してAIエッジの活用を志向しており、これを強みとして事業を拡大していきます。

――あらゆる領域でAIエッジが成長エンジンになると。

坪井 そこで大事なのがモノづくりの力です。エッジの環境はオフィス等とは異なる厳しい稼働環境が多く、そこでしっかりとAIを動かせるハードウェアも含めたモノづくりが欠かせません。コロナ禍でサプライチェーンの課題などが表出していますが、それも含めてしっかりとしたモノづくりをしていきます。
続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

著者プロフィール

坪井正志(つぼい・まさし)

1983年3月慶應義塾大学工学部卒業、同年4月OKI入社、2014年10月ソリューション&サービス事業本部情報システム事業部長、15年4月執行役員、16年4月情報通信事業本部副本部長兼企業ソリューション事業部長、17年4月常務執行役員情報通信事業本部長、19年6月取締役常務執行役員、20年4月取締役専務執行役員ソリューションシステム事業本部長(現)
  • Teitter
  • facebook
  • 印刷

スペシャルトピックスPR

juniper2107
array2108
viavi2108

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】次世代Wi-Fi特別講義
<11be>「Wi-Fi 7(仮称)」は意欲的 <11ay>100Gbpsの60GHz帯無線
<11az>誤差1m以内で位置推定 <11bf>侵入者も転倒も無線で検知
<11ba>新発想で超低消費電力 <Wi-Fi 6E>“最後のフロンティア”で飛躍
<Wi-Fi QoS Management>リアルタイム通信を優先制御

インタビュー東京工業大学 阪口啓教授 「ミリ波5Gの課題に効果歴然 超スマート社会は「事業」段階」【ソリューション特集】ゼロトラストの正しいつくり方/コロナが迫った「電話のDX」 ほか

>>詳しい目次を見る

スペシャルトピックス

ゼットスケーラーゼロトラスト実現の現実策とは?

どのようなリソース・手順を用いればいいのか? 無償ワークショップで自社の道筋整理を

チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ中堅中小にちょうどいいゼロトラスト

中堅中小企業にも現実的なゼロトラスト移行ソリューションをチェック・ポイントが提供する。

プロディライト電話環境のDXを実現する!
岩崎通信機のオンプレPBXとも連携

出社せずに会社宛ての電話を受けられるクラウドPBX「INNOVERA」

CyCraft AIRなぜ、AI主導型EDRなら短期解決?
インシデント対応の4つのポイント

ごく普通の企業でも、AI主導型EDRがあれば、高速に自動化可能だ。

エイチ・シー・ネットワークス月1200円から目指すゼロトラスト
ソフトSIM+SWGで全通信を制御

導入の複雑さやコスト面から足踏みしている企業の悩みを解決

IIJグローバルソリューションズDXの鍵はXDRと戦略立案にあり!

デジタル・ガバナンスの整備~アドバイザリーまでを、IIJグローバルソリューションズが支援!

シスコシステムズ通信事業者のデータセンター運用を「直感的」に!

解決策までリアルタイム提示するCisco Nexus Dashboard

ネッツワイヤレスIoT回線の最適解「ネッツワイヤレス」 多要素認証でテレワークも

「現場改革」のための法人向けモバイル回線サービス!

Keysight World 2021ドコモが語るオープンRAN普及戦略
キーサイトが10/12からイベント

6Gに向けた最新技術トレンドがテーマ!(事前登録制、参加費無料)

Splunk Services JapanSplunkで真のゼロトラスト SIEMとSOARをストーリー仕立てで

ゼロトラストの実現に必要な統合管理/分析プラットフォームを提供!

Fortinetゼロトラストで変わる常識
VPNの課題を解決するZTNAとは?

ゼロトラスト原則に基づいたリモートアクセス「ZTNA」を徹底解説!

インテル多彩なXPU製品・ソリューションで
5Gの仮想化を支えるインテル

CPUに加え、FPGA、GPU、eASICなどで5G RANの仮想化に対応!

シスコシステムズネットワーク自動化の4つの原則とは?

オートメーションを通して「人に優しい」通信インフラを実現するシスコの構想

「ところざわサクラタウン」に100Gの広帯域LANを低コストに構築KADOKAWAは大規模複合施設の
100G化をどう実現したのか

「ところざわサクラタウン」に100Gの広帯域LANを低コストに構築

TP-LinkWi-Fi 6や10Gを低価格で導入
無料SDNでネットワークの管理も

中堅中小企業のDXに必要なコストパフォーマンスを実現!

マイクロフォーカス通信キャリアの運用自動化、その鍵を握るオーケストレーションとは?

思うように成果が出ない…。ならば、プロセス全体に踏み込むべきだ

エヌビディアMWC 2021で語られた
「AI-on-5G」がもたらす価値

5GにAIを組み合わせ、高度なAIエッジ処理をシンプルに実現!

アレイ・ネットワークスIoTネットワークまで標的が拡大
ランサムDDoS攻撃の対策方法

アレイ・ネットワークスのASFシリーズで自力防衛を!

VIAVIソリューションズ5GをRANからコアまで徹底検査
オールインワンのローカル5G測定器も

E2Eのテストソリューションを提供するVIAVIソリューションズ

ウインドリバーなぜ、5G vRANにウインドリバーを採用したのか?

ベライゾンとボーダフォンが選んだ「Wind River Studio」

アイティフォーAI型EDRが侵入“後”の対応を
高速・低コストに

数週間かかる「フォレンジック」が最短3時間!

東陽テクニカあらゆる400ギガネットワーク環境をテスト

BGPの負荷試験等幅広いプロトコルテストに対応!

ネットスカウトシステムズネットスカウトシステムズが指南!
DDoS攻撃の効果的な防御方法とは

世界的に急増するDDoS攻撃。被害を最小限に食い止める方法を解説する

インテル「5G・6Gでキャリアとともにイノベーションを起こす」インテル堀田氏

ワイヤレスジャパン2021での基調講演を徹底レポート!

NVIDIA AI DAYSエヌビディア・ドコモ・富士通が
見据える「5G RANの将来」

AI時代に起こる5G RANの進化についてキーパーソンたちが語った。

NVIDIA AI DAYSソフトバンク、ドコモの5G・MECを支える技術とは

「AI-on-5G」の実現に向けて取り組むソフトバンクとNTTドコモ。

ホワイトペーパー
ローカル5G情報局

アクセスランキング

tc202012

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2020 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます
当ウェブサイトはCookieを使用しています。閲覧を続ける場合、プライバシーポリシーに同意したことになります。