南米初のホワイトボックス型光IP網が誕生、CassiniとIP InfusionのOcNOSを組み合わせ

IP Infusionは2020年7月22日、 南米チリの通信プロバイダーであるMundo Pacificoが主要都市における自社ネットワーク容量の増強を図り、IP InfusionのネットワークOS「OcNOS」と、TIP(Telecom Infra Project)のコヒーレント光スイッチ「Cassini」によってSoftware Defined IPネットワーク「HyperNET」を導入したと発表した。

Cassiniは、高性能スイッチングとロングホールCFP2コヒーレント光モジュールを提供するEdgecore NetworksのWhite Box(ホワイトボックス)型装置で、コヒーレントスイッチとオープン・パケット・トランスポンダ機能を備える。単一プラットフォーム内で光をIPレイヤーに変換することで、膨大なトラフィックを効率的に管理できるという。

Mundo Pacificoは、Acacia Communications等のCFP2デジタルコヒーレント光モジュールを利用することで、地域最大容量のネットワークを構築。200/400Gbpsの通信容量で都市や村を相互接続した。

ネットワークソフトウェアには、IP InfusionのWhite Box型ネットワークソリューション「OcNOS」を採用。 OcNOSは、従来型ネットワークからホワイトボックススイッチ等を活用したオープンネットワークへの移行を実現するもので、ネットワーク事業者がオープンなネットワークを構築・管理しつつ、新たなネットワーク機能やサービスを少ないTCO(総所有コスト)で迅速に展開できるようにする。Mundo Pacificoでの採用にあたっては、キャリアグレードの豊富な機能、相互運用性、White Box型ソリューションやWhitestackのサポート等が評価されたという。

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