近年、海外では企業が許可したWi-Fi以外は一切利用させないWi-Fiセキュリティの考え方が浸透しているという。レンジャーシステムズの「AIRTMS」はそんなセキュリティを実現できるセンサーだ。
AIRTMSはセンサーとマネージャの2種類のコンポーネントから構成されている。センサーが空間に飛んでいるWi-Fiを可視化し、ポリシーに違反しているWi-Fiの利用を発見するとそのWi-Fiを遮断する。マネージャはセンサーが収集した情報を分析・可視化するほか、センサーへのポリシー配布を行う。
これにより、企業などに持ち込まれたデバイスによるWi-Fiを遮断し、マルウェア感染や情報流出などのセキュリティ事故を防止することができ、実際、高度なセキュリティを求められるオフィスなどに導入され始めているという。PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard。クレジットカードの会員データを保護するためのグローバルセキュリティ基準)にも準拠している。
AIRTMS
また、レンジャーシステムズのブースでは、プライベートLTEソリューションも展示されている。免許不要周波数を用いた通信方式sXGPを活用し、LTE基地局をWi-Fiアクセスポイントのように設置することができる。キャリアの電波が入りづらい場所に設置することでスマートフォンやIoTゲートウェイなどLTE対応デバイスなどのエリアを補完することが可能になる。スマホ内線やワイヤレスカメラ、M2Mゲートウェイ、アナログ無線の置き換えなどに利用できるという。
sXGP
レンジャーシステムズのブースでは他にも、新製品のエッジAIカメラや各種センサー、BLEゲートウェイなどを展示している。
各種センサー
mono AI-Face