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NTT×吉本で教育コンテンツ事業「Laugh & Peace_Mother」、クールジャパンも100億円出資

文◎松本一郎(編集部) 2019.04.22

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NTTと吉本興業、クールジャパン機構の3社がタッグを組む。狙いはデジタルとリアル両方で、教育コンテンツのプラットフォームをつくることだ。5GやVRを活用し、アジアを中心としたグローバル市場で日本のコンテンツを配信する。

 
NTTと吉本興業は2019年4月21日、教育コンテンツを発信するプラットフォーム事業「Laugh & Peace_Mother(ラフアンドピースマザー)powered by NTT Group」を開始すると発表した。

沖縄県那覇市に、NTTと吉本が出資して新会社「ラフ&ピース マザー」を設立し、同プラットフォームを運営する。さらに海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)も最大100憶円まで出資。2019年10月から事業を開始し、5GやVR技術などを活用した映像コンテンツを子供向けに発信する。

プラットフォーム設立の狙いについて、吉本 取締役の大崎博氏は「NetflixやAmazonプライム、中国企業などの黒船が来ているが、日本国産の動画を配信するプラットフォームがない。日本から世界に発信できるプラットフォームになればと思っている」と語った。

 

(左上から)当日司会を務めた慶應義塾大学大学院教授の中村伊知哉氏、クールジャパン機構 代表取締役社長 CEOの北川直樹氏、NTT 代表取締役社長の澤田純氏 (左下から)スチールヘッド 代表取締役の小松純也氏、コンテンツ制作に協力するCANVAS 代表取締役社長の石戸奈々子氏、ラフ&ピース マザー 代表取締役社長の生沼教行氏
(左上から)当日司会を務めた慶應義塾大学大学院教授の中村伊知哉氏、クールジャパン機構 代表取締役社長 CEOの北川直樹氏、吉本 取締役の大崎博氏、NTT 代表取締役社長の澤田純氏
(左下から)スチールヘッド 代表取締役の小松純也氏、コンテンツ制作に協力するCANVAS 代表取締役社長の石戸奈々子氏、ラフ&ピース マザー 代表取締役社長の生沼教行氏

 

インタラクティブな教育コンテンツを制作・配信新会社について、ラフ&ピース マザーの代表取締役社長を務める生沼教行氏は、「NTTのICT技術と、クールジャパン機構の海外支援事業のノウハウ、吉本興業のエンタメ力を合わせた、遊びと学びがコンセプトの国産プラットフォームだ。国内とアジアを中心とした海外にコンテンツを配信していきたい」と説明した。

具体的には3つの事業を行う。1つめは教育コンテンツの制作・配信だ。コンテンツのイメージについてクールジャパン機構 代表取締役社長 CEOの北川直樹氏は、「資格や受験のための教育ではなく、遊びながら学ぼう、という趣旨でやろうとしている」と話した。

コンテンツ制作にはスチールヘッド 代表取締役の小松純也氏が協力する。小松氏はテレビプロデューサーで、過去にはNHKのバラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」やTBSの「人生最高レストラン」などの制作に携わった人物。小松氏によれば「(配信するコンテンツは)番組と呼んでいいか、ゲーム、アプリと呼べばいいのかわからない。NTTのAIやVRなどの最新技術と、吉本の芸人さんと協力して100以上のコンテンツを制作中だ」と語った。

全体の特徴としては、インタラクティブ(双方向的)なコンテンツが多くなるという。「視聴者の投票でドラマの結末が変わるといった、インタラクティブなコンテンツはTVではうまく作れないといわれている。そのため一方的な内容が多くなる。しかし、教育はインタラクティブなコンテンツと相性がいい」(小松氏)

例えば、「子どもたちがスマホで動物とかお魚の絵を描いて、それに自由に動きを付ける。それを共有している野原や海に放ち、お互いの動物同士でコミュニケートさせたり、好きってメッセージを送ってもらったりする。好きというメッセージを多くもらえたらその子供はヒーローになれる」と小松氏は話した。
子どもたちが作った動物や魚が、スマートフォンからアクセスできるデジタル空間でコミュニケーションしている様子のイメージ
子どもたちが作った動物や魚が、スマートフォンからアクセスできるデジタル空間でコミュニケーションしている様子のイメージ
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