NECは2019年3月7日、5Gコアネットワーク向け次世代U-Plane向けソリューションを開発したと発表した。OPAEに対応したFPGA搭載ネットワークインターフェースカードを用いたのが特徴で、2020年以降の製品化を目指している。

OPAE（Open Programmable Acceleration Engine）は、FPGAの複数の世代やプロットフォーム間で一貫したAPIを提供するソフトウェアプログラミングレイヤ。

利用者が送受信するデータであるU-Planeのパケット処理において、汎用サーバー上のソフトウェアでは時間を要していた処理の一部をFPGAにオフロードし、5Gの要求性能を満たす1ユーザー当たり20Gbps以上の処理を実現するという。

また、FPGAの高速処理により、緻密なパケット制御が可能で、サービス毎のネットワーク優先制御や帯域保証が可能とのこと。

このソリューションの基本アーキテクチャは、U-Plane以外のネットワーク系アプリケーションにも適用可能で、NECでは多種多様な5G向けソリューションに活用していくという。