SPECIAL TOPIC潜伏する脅威をAIが検知! 産業用制御システムやIoTも守備範囲

日商エレクトロニクスのサイバーセキュリティ対策が“新ステージ”に突入する。中核を担うのは、社内ネットワークの内部に潜伏する脅威をAIで検知するVectra Networks社の「Xシリーズ」である。汎用技術の採用やIoT化が進展する電力・ガスや工場・プラントなどの産業用制御システム(ICS)分野も守備範囲だ。

「サイバー空間は第5の戦場」――。米国防総省はこう宣言しているが、この“戦場”での奮闘を強いられているのはもちろん政府だけではない。企業も同じだ。

セキュリティ対策を怠れば、現代の企業はビジネスを継続できない。企業は今後もずっとサイバー攻撃者と戦い続ける必要があるが、「現状のセキュリティ対策のやり方では、いずれ限界に達しかねない」と不安にかられているセキュリティ担当者が多いのではないだろうか。

100%防ぐことが困難なマルウェアの内部侵入、大幅に不足しているセキュリティ人材、IoT 時代にさらに広がるセキュリティ戦線……。こうした状況を考えると、従来型のセキュリティ対策では“戦況”の好転は見込めないからである。

必要なのは“新しい戦い方”だ。

セキュリティ事業で数多くの実績がある日商エレクトロニクスは今年2月、あるセキュリティ企業に出資した。米シリコンバレーに本社を置くVectra Networks社だ。

米国の著名セキュリティカンファレンス「Black Hat」において「Most Innovative Emerging Company」に選出されるなど、セキュリティ業界で脚光を浴びる同社には、日商エレクトロニクスも早くから注目してきた。それは、サイバー攻撃との“新しい戦い方”を実現するからだ。

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