導入・選定ガイド

普及進む「クラウド管理型無線LAN」――多拠点の無線APをらくらく統合管理

文◎百瀬崇(ライター) 2018.06.13

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

多拠点・多店舗を持つ企業を中心に、クラウド管理型無線LANソリューションが普及している。導入にあたっては、ベンダーごとに異なる得意分野を見極めることが肝心だ。

 
企業のクラウドサービスに対する意識が変わってきた。2017年に三菱UFJフィナンシャル・グループが基幹系システムをパブリッククラウドに移行する「クラウドファースト」を打ち出して大きな話題となったように、これまで慎重だった金融業や製造業でも「基幹系も含めたすべてのシステムをククラウドへ」と考え、実行し始める企業が現れてきたのだ。

企業ネットワークの領域でも同様の動きが起きている。その顕著な例として、クラウド管理型無線LANソリューション(以下、クラウド型Wi-Fi)の普及が挙げられる。

2021年には2割がクラウド型にクラウド型Wi-Fiとは、無線LANアクセスポイント(AP)の管理・制御機能をSaaSとして提供するものだ。高価な無線LANコントローラを購入・運用しなくて済む手軽さや、APをインターネットにつなぐだけですぐに利用でき、複雑な設計や設定の必要がないといった特徴を持つ。

調査会社のIDC Japanによれば、企業向け無線LAN機器市場におけるクラウド管理型無線LAN機器のシェアは年々増加し、2017年時点の7%程度から、2021年には20%を超えるまで拡大するとの予測を示している(図表1)。

 

図表1 国内エンタープライズ向けクラウド管理型無線LAN機器市場支出額予測(2014年~2021年)
図表1 国内エンタープライズ向けクラウド管理型無線LAN機器市場支出額予測(2014年~2021年)


クラウド型Wi-Fiの普及が進む理由として、IDC Japanでコミュニケーションズグループマネージャーを務める草野賢一氏は「企業が無線LANを利用する場所が会議室だけでなく、業務を行うオフィスなどにまで広がってきた。新たに無線LAN環境を構築する際、運用管理が一元的に行えたり、初期費用が掛からずに月額料金だけで済むマネージドサービスを受けられたりするクラウド管理型ソリューションが選択肢の1つになっている」と説明する。

また、多拠点や多店舗を持つ企業が、それぞれの拠点や店舗に設置されたAPを統合管理する際にもクラウド型Wi-Fiは魅力的なソリューションとなっているという。

以下、代表的なクラウド型Wi-Fiの特徴を紹介しながら機能進化のトレンドについてレポートする。
続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

NTTコムウェア1906
ciena1906
intel1906

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】5Gのホントの実力
[Part1]5G新アプリも米国発に? [Part2]韓国「5G+戦略」の実像 [Part3]実証実験で見えてきた5Gの実力 [Part4]産業イーサを代替できる? さらに進化する5G

●[インタビュー] 慶應義塾大学教授 砂原秀樹氏「IoTセキュリティと情報銀行がインターネット前提社会の基盤」 ●今から始めるGDPR対策 ●メッシュWi-Fiで“超手軽”な無線LAN ●100万円から作れる!Amazon Go型店舗 ●Ansibleでソフトバンクが働き方改革 ●電気もガスもWi-SUNの時代へ ほか

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

Synology話題の「メッシュWi-Fi」を選ぶならSynology

ハード性能に加えてソフト機能も充実! ビジネスにも活用できる。

Cloudian HyperStore企業のGDPR遵守を強力サポート!
EB級ストレージを安価に自社構築

Amazon S3と同等のオブジェクトストレージを自社で構築・運用できる

NEC UNIVERGE SVシリーズクラウドとの連携を容易に実現!
新NEC UNIVERGE SVシリーズ

新端末を組み合わせることで、通話にとどまらない充実した機能

インテルキャリア網もクラウドネイティブへ
5G革命を推進するインテル

インテルが5G時代の新NW実現に向けた取組みを加速させている。

エクストリームネットワークスWi-FiとIoTをAIが自動で管理
10万人のスタジアムに搭載

「Smart OmniEdge」がネットワークエッジのトラブルから解放する!

NTTコミュニケーションズeSIMを本格提供! 垂直統合で企業のIoT活用を支えるNTT Com

国内MVNO初のリモートプロビジョニング対応eSIMサービスも提供開始

サクサキャリア網の利用で高い通話品質
スマホ2台までお試し導入も!

サクサのビジネスホンなら、スマホ内線が途切れない! 使い勝手も◎!
NTTコムウェアスマホ内線で高い通話品質を実現!

交換機開発のノウハウを活かしたNTTコムウェアのクラウドPBXは、高い安定性や優れた通話品質が特徴

日本シエナコミュニケーションズ光伝送網の能力はもっと引き出せる
目指すは“どこでも400G”の世界

シエナが1波800Gbps伝送を可能にする新世代チップを発表した。

アクセスランキング

tc1904
kaden
compass

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2018 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます