キーパーソンが語る

「EDR」を我々は超えている――国内EDR市場シェア1位のCrowdStrike社

聞き手◎太田智晴(編集部) 2018.04.17

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

エンドポイントから様々な情報を収集し、侵入したマルウェアを検知して対処するEDRへの注目が高まっている。数あるEDR製品の中にあって3年連続国内シェア1位を獲得しているのがCrowdStrike社だ(ITR調べ*)。同社幹部に話を聞いた。

 
――御社について紹介してください。

リトルプラウド CrowdStrikeは2011年、元マカフィー社のCTOとワールドワイドラボ担当の2人によって創業されました。

2人がマカフィーにいた当時のセキュリティ技術は、既知の脅威をブロックすることに終始しており、組織は侵害され続けていました。従来とはまったく異なるアプローチが必要だと考え、2人が設立したのがCrowdStrikeです。現在176カ国でビジネスを展開しています。

――まったく異なるアプローチとはEDR(Endpoint Detection and Response)のことですか。

リトルプラウド 我々はEDRだけを提供しているのはありません。EDRを超えたサービスを提供しています。

お客様側で必要なのは、約22MBの軽量なセンサーをサーバーやPCなどに展開することだけ。あとは、エンドポイントから当社のクラウドにデータが吸い上げられ、必要な機能をサブスクリプションベースで利用できます。

提供している機能はいろいろありますが、その1つが次世代アンチウィルスの「Falcon Prevent」です。

セントナス Falcon Preventは機械学習などの次世代技術を活用しています。エンドポイントから収集した情報などを元に、悪意ある行為や疑わしい行為について早い段階から検知し、悪意あるファイルの実行を未然に防ぐことができます。マルウェアを使わないファイルレス攻撃も防御可能です。
CrowdStrike
(左から)CrowdStrike テクノロジー・ストラテジー担当バイスプレジデントのマイケル・セントナス氏、CrowdStrike Japan マネージング・ディレクターの河合哲也氏、アジア・パシフィック&日本担当 バイスプレジデントのアンドリュー・リトルプラウド氏

日本の売上は倍増――Falcon Preventは、従来型のアンチウィルス製品を補完するのではなく、代替するものですか。

セントナス その通りです。もちろん展開に際しては様々なシナリオが考えられ、既存製品のライセンスが残っているため、両者を統合的に活用するといったケースもあります。ただし、我々が目指すところは「リプレース」です。

ファイルの実行後については、今度はEDRの「Falcon Insight」によって、すべての情報を記録・解析し、脅威を検知していきます。

このように我々のサービスはフライトレコーダーのような役割を果たしますが、それゆえに提供できるのが、マネージド脅威ハンティングの「Falcon OverWatch」です。

これは我々が世界中に配置するセキュリティのプロ集団によって提供するサービスです。例えば、あなたの会社がサイバー犯罪者に狙われていたとしますよね。クラウドに収集した大量のデータなどから、我々がそれを察知すると、あなたにコンタクトして対処方法などを助言します。

――日本でのビジネス状況について教えてください。

河合 日本では、2017年上半期の売り上げが前年比2倍になりました。今年はさらに加速すると思っています。

――メインの競合相手はやはり他のEDRベンダーですか。

リトルプラウド それだけではありません。サンドボックスや脆弱性管理など、我々が提供する機能は拡大し続けており、一般的なセキュリティベンダーとも戦っていく必要があります。

従来型のオンプレミスのソリューションは複雑で、インフラを維持するのも大変なためコスト高です。一方、クラウドソリューションの良い点は、デプロイやメンテナンスもクラウド側で簡単にやれること。

日本には100名規模の中小企業がたくさんありますが、我々は大企業だけではなく、そうした中小企業にも高い価値を提供できます。


*:ITR「ITR Market View:エンドポイント/無害化/インターネット分離市場2017」(売上金額ベース、2015~2017年度(予測))

スペシャルトピックスPR

mobile1910
extreme1910
netscout1908

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】5G、IoTと超高齢社会
<Part1>ローカル5Gで農業革命 <Part2>救急医療×5Gで命救う <Part3>MaaSで支える高齢社会 <Part4>ドコモが目指すSDGs
<Part5>障がい者は「先駆者」

●[インタビュー] 富士通 執行役員常務 松本端午氏「5G時代の新価値をトータル提供。インフラだけでは投資回収できない」 ●FMC対応クラウドPBX本格普及へ ●失敗しないISDN/PHS移行 ●ローカル5Gで「独走」目指すエイビット ●KDDIがHW/SW分離型ルーターを内製 ほか

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

MIPHS/ISDNからの移行を
「安価」かつ「手軽」に

PHSモデムの入れ替えだけで「LTE化」が完了する!

ヤマトロジスティクスキッティングから配送まで一括提供
PC移行の工程はすべてお任せ!

Windows 7の延長保守サポート終了! ヤマトなら安心して任せられる

サンテレホン何か「御用」ありませんか? 国内最大級ICT機材のECサイトが誕生

10万点の情報通信機材を取り扱うECサイト「GOYOU(ゴヨー)」

エス・アンド・アイMS Teams×電話に新たな選択肢
キャリア回線使用で通話品質も安定

SBC機能のクラウド提供も開始 “設備レス”でDirect Routing導入

ブラステルクラウドPBX市場のパイオニア
信頼性と音声品質で5万台の実績

IP電話に関する調査では3項目で1位を獲得! ブラステルの「Basix」

三通テレコムサービス“明朗会計”で人気のクラウドPBX

ユーザーが増えても基本料は最大4900円! 三通テレコムサービスの「clocall PBX」

モバイルテクノミリ波の設計・製造を強力支援
5G時代の多様なニーズに応える!

モバイルテクノがミリ波モジュール設計開発サービスを拡充した。

エクストリーム ネットワークス5万人利用のNWをわずか2名で運用
IT管理者に嬉しいWi-Fi 6対応AP

エクストリームのWi-Fi 6対応APならAI自動RF管理など機能が満載だ。

ネットスカウトシステムズNWを隅々まで可視化してDDoS対策
ボリューム型もL7攻撃も防ぎ切る!

世界最大級の監視システムATLASで全世界のDDoS攻撃を防ぎ続ける!

アクセスランキング

tc1904
banner27

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2018 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます