新製品&新サービス

Dropboxにも企業内と同じコンテンツセキュリティを――モバイルアイアンが新サービス「CSS」

文◎百瀬崇(ライター) 2015.02.19

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

モバイルアイアン アジア太平洋・日本担当
セールスバイスプレジデントの柳下幹生氏

統合モビリティ管理ベンダーのモバイルアイアン・ジャパンは2月18日、Dropboxなどのコンシューマ向けクラウドのセキュアな業務利用を実現する新サービス「MobileIron Content Security Service(CSS)」を発表した。オンプレミスとクラウドの環境においてシームレスなコンテンツセキュリティを提供するソリューションだという。


モバイルアイアン アジア太平洋・日本担当セールスバイスプレジデントの柳下幹生氏によると、エンドユーザーコンピューティングでは2つの大きな動きが起きているという。1つは企業においてSalesforceやboxなどといった企業向けのクラウドだけでなく、DropboxやGoogleドライブなどのコンシューマ向けクラウドも利用され、様々なクラウドが融合していること。

もう1つはデバイス側の話で、iOSとAndroidに加えてWindows 10がエンドユーザーコンピューティングのなかに入ってくること。「Windows 10は完全にモバイル型のOSで、スマートフォンとタブレット端末、PCのすべてをサポートする。アーキテクチャ的にモバイルOSになっているため、モバイル型のセキュリティソリューションが必要とされる」と柳下氏は説明する。

Windows 10のアップデートは、iOSやAndroidと同様にスマートフォンなどのボタン1つで完結できるように進化するという。「Windows 10が企業で利用され始めると、エンドユーザーコンピューティングに大きな変化が生じる。こうしたことを踏まえてCSSをリリースした」(柳下氏)。


これからのエンドユーザーコンピューティングのイメージ
これからのエンドユーザーコンピューティングのイメージ

セキュリティをドキュメントに紐付け

CSSはオンプレミスとクラウドの環境においてシームレスなコンテンツセキュリティを提供するものだ。具体的には、モバイルアイアンのEMM(エンタープライズモビリティ管理)のポリシーサーバーに、コンテンツセキュリティサービスのポリシーを強制するサーバーを追加することで実現する。このためCSSの利用には、モバイルアイアンのEMMの導入が前提となる。


CSSの全体イメージ
CSSの全体イメージ


「今のコンテンツセキュリティにはアーキテクチャ的な問題がある」と柳下氏は言う。例えばMicrosoft SharePointには、アップロードやダウンロードの禁止や、ある日数を経たら自動的に文書が削除されるなどといったコンテンツセキュリティポリシーがあるが、これらはSharePointだけに適用される。

ユーザーのニーズはクラウドでコンテンツサービスを利用することにまで広がっており、そうなるとSharePointだけではなく、クラウドサービスごとにセキュリティポリシーを当てていかなければならない。CSSを活用すれば、クラウドを含めたファイルレポジトリーに同じセキュリティポリシーを適用することができるという。

「これまではそれぞれのコンテンツサービスにバーティカルにセキュリティポリシーを当てていたが、CSSを利用することで従来の企業レポジトリーとクラウドレポジトリーに共通なセキュリティポリシーを割り当てることができるようになる」(柳下氏)


CSSではドキュメントにセキュリティを紐付ける
CSSではドキュメントにセキュリティを紐付ける


従来のモデルでは、セキュリティはストレージに紐付けられるため、オンプレミスとクラウドの間を行き交うドキュメントに共通したセキュリティポリシーを当てることは難しかった。だが、CSSを利用したコンテンツセキュリティの新しいモデルでは、セキュリティはドキュメントに紐付けられる。そのため、ドキュメントがどのレポジトリーにあっても共通したセキュリティポリシーを割り当てられるのだという。

続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

ciena1906
kccs1904
nttdata1904

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】キャリアネットワークの
   メガトレンド
●5Gを4つのキーワードで解説 ●通信インフラは「共有」する  ●基地局は持ち運ぶ時代へ ●ネットワーク機器の機能分離が加速 ●ゲームチェンジの引き金を引くO-RAN ●5G網はSRv6で一筆書き

●[インタビュー] クアルコムジャパン 須永順子社長「5Gの1年前倒しに大きな意義。ローカル5Gを工場へ積極提案」 ●スマホ内線化で働き方を変える ●埼玉県飯能市が“IoT罠”で獣害対策 ●ネットワン「サブスク拡大」の理由 ●IoTを導入しない企業は5年以内に脱落? ほか

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

インテルキャリア網もクラウドネイティブへ
5G革命を推進するインテル

インテルが5G時代の新NW実現に向けた取組みを加速させている。

エクストリームネットワークスWi-FiとIoTをAIが自動で管理
10万人のスタジアムに搭載

「Smart OmniEdge」がネットワークエッジのトラブルから解放する!

NTTコミュニケーションズeSIMを本格提供! 垂直統合で企業のIoT活用を支えるNTT Com

国内MVNO初のリモートプロビジョニング対応eSIMサービスも提供開始

サクサキャリア網の利用で高い通話品質
スマホ2台までお試し導入も!

サクサのビジネスホンなら、スマホ内線が途切れない! 使い勝手も◎!
NTTコムウェアスマホ内線で高い通話品質を実現!

交換機開発のノウハウを活かしたNTTコムウェアのクラウドPBXは、高い安定性や優れた通話品質が特徴

日本シエナコミュニケーションズ光伝送網の能力はもっと引き出せる
目指すは“どこでも400G”の世界

シエナが1波800Gbps伝送を可能にする新世代チップを発表した。

KCCS加速し続けるSigfoxの「今」
人口カバー率は94%を突破

グローバルでも年末には70カ国・1300万回線に拡大見込みだ。

専門人材が24/365で対応するMSS
最新鋭のSOCで途絶なく脅威を監視

次世代FWなどのセキュリティ機器は「設置しておしまい」ではない。

ケーエムケーワールド最大2.7Gbpsの次世代FW
100名以下の企業で採用が増加!

NISG3000は様々なセキュリティ対策が詰まったオールインワン型

ジュニパーネットワークス"クラウドが遅い"をSD-WANで解消
ブレイクアウトの課題とは?

クラウドの「体感品質」にフォーカスしたジュニパーのSD-WAN

シングテル海外拠点網“SD-WAN化”の注意点とは?

グローバルキャリアに聞く回線選びの重要性

ソニービズネットワークス“ひとり情シス”でも心配なし!
SD-WAN始めるならマネージド型で

SD-WAN導入に悩みを抱えるIT担当者に最適なマネージドSD-WAN

マクニカネットワークス高精度にアプリ識別可能なSD-WAN
速度も最大10倍以上に高速化

Silver PeakのSD-WANは「正確で速い」という強みを持つ。

ハカルプラス後付け簡単&低コスト! 5km飛ぶLoRa無線機で始める設備のIoT化

IoT導入時のハードルをぐっと下げる、ハカルプラスの「LoRa無線機」

アクセスランキング

tc1904
kaden
compass

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2018 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます