SPECIAL TOPICゼロトラストを阻む課題の解決策とは

「運用負荷“ゼロ”でゼロトラストを実現」。網屋の「Verona SASE」は導入後の運用・管理をセキュリティのプロが代行することで、大企業だけでなく、中堅・中小企業でも容易に使いこなせる。ライセンス体系は利用規模に合わせて3種類とシンプルで、コストも抑えられる。中堅・中小企業にとってハードルの高かった、「境界型」から「ゼロトラスト」への移行を可能にする。

ネットワークとセキュリティをクラウド上で一元的に運用・管理するSASE(Secure Access Service Edge)は、大企業向けで、高度なIT人材と多額のコストが必要であった。

今回はこれらの課題を解決するサービスが登場したのでご紹介しよう。

サイバーセキュリティプロバイダーの網屋が7月3日に提供開始した中堅・中小企業向けの「Verona SASE」だ。

なぜ今、中堅・中小企業向けなのか。

「中堅・中小企業がテレワーク時に導入したVPNの脆弱性を狙った攻撃が急増しています。ネットワーク機器を運用・管理する人材が不足しているのが原因です。中堅・中小企業を踏み台に大企業にも被害を及ぼしていることから、この課題を解決したいと考えました」と網屋 執行役員 マーケティング部 部長の別府征英氏は説明する。

従来、企業のセキュリティ対策は、社内ネットワークと外部ネットワークの境界を防御する「境界型」が中心だった。しかしコロナ禍によって、働く場所が多様化し、またWeb会議システムなどのSaaS導入が進んだことから、社内外の区別なくあらゆる端末や通信を検証・監視する「ゼロトラスト」へと移行しつつある。このゼロトラストセキュリティを実現するソリューションがSASEだ。

ただ、中堅・中小企業がSASEを導入・運用するには人材・コスト面のハードルが高く、普及が進んでいなかった。そこで、中堅・中小企業へSASEの裾野を広げることを目的に開発されたのがVerona SASEというわけだ。

図表1 「Verona SASE」の全体イメージ

図表1 「Verona SASE」の全体イメージ

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