NECネッツエスアイと住友理工は2022年1月18日、バイタルセンサーを活用した睡眠状態の可視化と照明・空調の自動制御を組み合わせたホテル向けサービスの実証実験を開始すると発表した。

住友理工が開発したバイタルセンサー「モニライフ」と、NECネッツエスアイのルームマネジメントシステム（RMS）を用い、沖縄県那覇市のホテル コレクティブにて2022年1月18日から1月28日まで行う。

睡眠状態レポートのイメージ（左）と客室風景

本実証実験では、モニライフでホテル宿泊者の就寝時における心拍や呼吸などのバイタルデータを取得し、睡眠深度や睡眠効率等の状態を見える化。合わせて、それらをRMSと連携させて照明や空調の自動制御を行い、質の高い睡眠環境の提供や効率的な客室運用に活用することを目的としている。

モニライフは世界で初めて圧電ゴムセンサーを実用化したバイタルセンサーで、ベッドに敷いて寝るだけで、心拍や呼吸などのバイタルデータを高い精度で取得できる。Web API連携によって日々の睡眠状態や健康状態を可視化。他の機器と組み合わせることで遠隔医療・介護見守りなどにも展開が可能という。