日本マイクロソフトは2019年3月20日、コラボレーションツール「Microsoft Teams」の8つの新機能を発表した。なお、同日はTeamsの全世界リリースから2周年に当たり、利用状況についても公表。Fortune 100企業の91社をはじめ、50万以上の組織が利用しているという。
Teamsの利用状況
今回は主に、会議/ビデオ通話に関する機能が追加される。
1つは、「背景のカスタマイズ」だ。自宅から会議やビデオ通話に参加している場合に、カスタムの背景を選択して自分の背後に表示できる(2019年後半にリリース)。
2つめは「コンテンツカメラとIntelligent Capture」。アナログのホワイトボードに書かれた情報などをキャプチャするための追加のカメラをMicrosoft Teams Roomsでサポートする機能だ(2019年後半にリリース)。
3つめに、Teamsの会議において参加者が直接共同作業を行えるMicrosoft Whiteboardを追加する。現在パブリックプレビュー中だ。
4つめが「ライブ字幕」である。メンバーの発言を字幕でリアルタイムに確認できる。参加者が耳の不自由な場合や、言語の熟達度に差がある、あるいは騒がしい場所から参加している場合でも会議が行いやすくなる。英語版のプレビューを間もなく開始する。
会議参加者の発言をリアルタイムにテキスト表示する「ライブ字幕」
このほか、チャネル単位で会話やファイルの閲覧を制限できる機能(2019年後半にリリース)や、共同作業が可能なユーザーを制限する機能(近日リリース)、データ損失防止(DLP)とMicrosoft 365のライブイベントの機能(ともに一般提供中)を追加する。
なお、Teamsは発表時点で44の言語をサポートし、181の市場で提供されている。近日中に、ヒンディー語、フィリピノ語、ベンガル語、テルグ語、タミル語、マラーティー語、グジャラート語、カンナダ語、マラヤーラム語の9言語のサポートも開始する。