ウェアラブル・デバイスに期待されるユースケースの1つにヘルスケアがあるが、MMD研究所は2014年12月17日、スマートフォンでの健康データ管理に関する調査結果を発表した。12月1日~3日にかけて、スマートフォンを所有する20歳以上の男女562人に行ったインターネット調査の結果をまとめている。
同調査によると、現在スマートフォンで健康に関する記録をしている人は、19.2%だった。「過去に記録している」(11.0%)も含めると、全体の3割に達している。
このように回答者の健康志向は高いが、スマートフォンと連携して健康管理や活動記録ができるヘルスケアグッズについて、「知っており、利用している」と回答したのは全体の10.1%だった。また、「知っており、過去に利用していた」は5.5%、「知っているが利用していない」は50.5%で、認知度は66.1%となっている。昨年8月に行われた同様の調査と比べると、認知度は18.7ポイント増加したという。
スマートフォンと連携するヘルスケアグッズの利用経験者のうち、60.2%はリストバンド型、30.7%が時計型ウェアラブルの利用経験があることも分かった。