NTT東日本は2014年10月30日、中堅中小企業向けのクラウド型Wi-Fiサービス「ギガらくWi-Fi」を12月1日から提供開始すると発表した。
Wi-Fi環境を統合管理するためのコントローラー機能をクラウドサービスとして共同利用することで、リーズナブルな価格を実現。また、あらかじめ設定済みのアクセスポイント(AP)が宅配で届くので、ユーザー企業はインターネットにつながった既設のLANにAPを接続するだけでWi-Fi環境を構築できるという。さらに、Wi-Fi環境の状況はクラウドでNTT東日本がリアルタイムに把握し、トラブル時も迅速に問題解決を図るとのこと。
ギガらくWi-Fiの月額利用料は、ベーシックプランがAP1台当たり2980円、ハイエンドプランが同4480円。初期費用は不要で、最低利用期間は24カ月となっている。
提供されるAPは、IEEE802.11acに対応し、最大通信速度は1.3Gbps。設定可能なSSID数はベーシックプランが8個、ハイエンドプランが15個となっている。また、社内システムへのアクセスを遮断した来訪者向けWi-Fi接続を提供する機能も備えている(ベーシックプランは2015年1月に機能追加予定)。
さらにハイエンドプランの場合、アプリケーションやOSごとの帯域設定、SSIDごとのファイアウォール設定なども可能になっている。
なお、NTT東日本では、2015年3月31日まで月額利用料無料で使えるキャンペーンを各プラン先着100社限定で実施する。
ギガらくWi-Fiを自社ブランドで展開したいパートナー向けに、OEM提供も行うという。