IDC Japanが2014年7月10日に発表した調査結果によると、2014年第1四半期における法人向けタブレットの出荷台数は、前年同期比115.9%増の70万台となったことが分かった。特にマイクロソフトのWindowsタブレットが好調だったという。一方、個人向けタブレットの出荷台数は同9.1%減の142万台で、国内タブレット市場全体では12.3%増の212万台となった。
ベンダー別の出荷台数シェアについては、アップルが41.5%を獲得して第1位を維持。法人市場で出荷台数を大きく伸ばしたマイクロソフトは、前四半期から順位を1つ上げて第2位となった。第3位は9.7%のエイスースで、以下、富士通、ファーウェイと続いている。
今後の見通しについてIDC Japan シニアマーケットアナリストの木村融人氏は、「2014年6月以降、NTTドコモがiPadの販売を開始したため、国内タブレット端末市場におけるiOS占有率はより上昇する可能性が高い。また法人市場においては、教育分野および流通・小売分野で需要が拡大していく可能性が高い」とコメントしている。
2014年第1四半期 国内タブレット端末出荷台数ベンダー別シェア |