KDDIは2025年10月27日、10月28日~29日にかけて開催されるビジネスイベント「KDDI SUMMIT 2025」に先立ち、メディア向けに展示エリアの内覧会を実施した。
同イベントでは、「ネットワーク・衛星通信」「リテール」「AI・セキュリティ」「モビリティ」など、計40件を超える展示が屋内外で行われており、屋外エリアではミリ波に関する各種デモが披露されている。
具体的には、KDDI本社ビルにミリ波の親局を、高輪ゲートウェイ駅の改札付近に中継器を設置し、ミリ波のカバーエリアを拡大。Sub6端末とミリ波端末を用い、Netflixの動画コンテンツ(1.4GB相当)をダウンロードする際の速度差を体感可能だ。
結果、Sub6端末はダウンロードに40秒要したのに対し、ミリ波端末はわずか10秒で完了。また、カメラが撮影した高精細な映像データ(0.8GB相当)をSub6とミリ波で伝送したところ、Sub6は160秒、ミリ波は80秒かかり、両者の性能差をその目で確認することができる。

ミリ波とSub6の性能差を体感できる
加えて、屋外にはティアフォーが開発した自動運転システムを搭載したバス車両も展示されている。イベントでは、バスの遠隔監視・制御に必要な映像データを、4G/LTEを用いて地下の管制室に伝送するデモを実施している。










