NTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)は2025年9月18日、新ブランド「docomo business APN Plus powered by IOWN」を10月より提供開始すると発表した。これに伴い、既存のAPN(オールフォトニクス・ネットワーク)サービス「APN専用線プラン powered by IOWN」は、docomo business APN Plusに統合する。
docomo business APN Plusのメニューは下記の通り。今後は、帯域保証型通信としては世界最高水準である最大1.2Tbpsの帯域を提供する予定。また、顧客にとって利便性の高いイーサネット(400GBASE-FR4/LR4)などのインターフェースも拡充する。
加えて、必要な時に帯域を変更できる「帯域・料金可変型(NaaSプラン)」を提供開始する。同プランでは、予め基本となる利用帯域を設定し、必要な時にポータルやAPI経由で帯域の増減が可能。増速分の利用料金は日単位で、基本となる利用帯域に応じた定額料に加算される。さらに、基本となる利用帯域は月ごとに変更できるため、利用状況に応じてより経済的かつ効率的に活用できるとしている。
NaaSプランのユースケースとしては、AI学習やAIエージェントの自律的な活用によって変動するトラフィックに応じて回線帯域を制御したい場合や、コンテナ型データセンターの増設やGPUクラスタ―の拡張時に回線帯域をオンデマンドで変更したいケースなどを想定しているという。