ドコモが医療DX事業を3本柱で強化 AI×データ利活用で製薬・健康食品会社を支援

NTTドコモが、ヘルスケア・メディカル領域の取り組みに関する記者説明会を開催した。dポイントクラブ会員を対象にしたアンケート結果や各種データをヘルスケア推定AIで分析し、利用者のフレイル予防などに役立てる。また、これらの分析結果は製薬会社や健康食品会社に提供したり、治験参加者の選定などにも活用していきたいという。

NTTドコモは2025年7月29日、ヘルスケア・メディカル領域の取り組みに関する記者説明会を開催した。

NTTドコモ コンシューマーサービスカンパニー ヘルスケアサービス部 部長 南部美貴氏

NTTドコモ コンシューマーサービスカンパニー ヘルスケアサービス部 部長 南部美貴氏

同社は2018年5月より、健康管理アプリ「dヘルスケア」の提供をスタート。歩数計測や体重・血圧などの健康データを記録・管理することができ、そのデータをもとに配信されたミッションをクリアすると、dポイントを獲得することができる。2025年6月時点で累計1700万ダウンロードを達成したという。

また、dヘルスケアは「アドバイス機能」を有する。健康データや位置情報、気象データなどをAIで解析し、健康状態・健康リスクを可視するとともに、その状態に応じた励ましやアドバイスを提供する。なお、健康データはプライバシーに配慮し、利用者自身がアプリ上で活用可否を選択できるという。

ドコモの子会社であるミナカラが提供する「ミナカラ e-クリニック」は、予約から診療、服薬指導、会計、薬の配送までを1つのプラットフォーム上で完結できるサービスで、「診療・服薬指導・会計を最短10分、平均30分で完了できる」とコンシューマーサービスカンパニー ヘルスケアサービス部 部長の南部美貴氏は説明した。

「dヘルスケア」と「ミナカラ e-クリニック」の概要

「dヘルスケア」と「ミナカラ e-クリニック」の概要

現在ドコモでは、これらに加え、ヘルスケア・メディカル領域に関する3つの取り組みを推進・強化しているという。

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