フジクラは2025年7月18日、ハイパースケールデータセンター向け製品ラインナップに、世界最高(2025年7月、非鉄金属業界 当社調べ)の超多心光ファイバーケーブルとなる「13,824心SWRR/WTCR」を新たに加え、販売を開始した。同製品は、関連成端部材とともに国外のハイパースケールデータセンターに納入され、すでに布設作業を終えているという。
超多心光ファイバーケーブル「13,824心SWRR/WTCR」
新製品「13,824心SWRR/WTCR」は、多心一括融着接続が可能な12心間欠固定型光ファイバリボン(Spider Web RibbonR:SWRR)を、フジクラ独自技術の細径高密度型光ファイバケーブル(Wrapping Tube CableR:WTCR)に実装したノンメタリック仕様の光ファイバケーブルだ。
データセンター構築にあたり、光ファイバーケーブルを地下に布設するには、埋設管路の数量や内径の制限もあり、より細径な光ファイバケーブルが求められている。従来のWTCRでは、6912心のSWRRを実装した光ファイバケーブルが最多心だったが、新製品では外径を40㎜以下に抑えたうえで、従来比の2倍の心数を実現した。
また、本製品の販売開始に合わせて、専用の光ファイバーケーブル分岐キットも製品化した。