エリクソンと各国の通信事業者による合弁企業であるアドゥナ(Aduna)は2025年6月、ソフトバンクとの戦略的提携に合意したと発表した。
この提携は、通信業界全体で進むAPI標準化の流れを後押しし、日本において開発者によるネットワーク機能へのアクセス拡大を目的とするもの。
両社は、GSMAが主導する「Open Gateway」やLinux Foundationとの共同プロジェクト「CAMARA」などの国際的な枠組みに則り、相互運用性の高いAPI環境の整備を進める。ソフトバンクの通信インフラとデジタル領域の知見を、アドゥナの統合プラットフォームと組み合わせることで、企業による通信機能の導入やサービス開発を加速させるという。
アドゥナはKDDIから出資を受けているほか、NTTドコモとも提携することを発表している(参考記事)。