KDDIとローソンが「未来のコンビニ」1号店 AIエージェントや自動調理ロボット等を導入

KDDIとローソンが、先端テクノロジーを活用した“未来のコンビニ”1号店を高輪ゲートウェイシティにオープンした。3Dアバターを活用したよろず相談所による顧客体験の向上に加え、AIエージェントや自動調理ロボットを活用した店舗オペレーションの改善にも取り組む。

KDDIとローソンは2025年6月23日、未来型コンビニ「Real×Tech LAWSON」の1号店として、「ローソン 高輪ゲートウェイシティ店」をオープンし、メディア向けに公開した。KDDIが今年7月に本社を移転する高輪ゲートウェイシティの「THE LINKPILLAR 1 NORTH」に出店する。

(左から)ローソン 代表取締役 社長 竹増貞信氏、KDDI 代表取締役社長 CEO 松田浩路氏

(左から)ローソン 代表取締役 社長 竹増貞信氏、KDDI 代表取締役社長 CEO 松田浩路氏

ローソン 代表取締役 社長の竹増貞信氏によると、高輪ゲートウェイシティ店では「約15の新しいテクノロジーを一般のお客様に提供する」。その1つが、多数のデジタルサイネージを活用し、顧客体験の向上を目指す取り組みだ。

店内にはAIカメラが設置されており、来店客の年齢や性別などを認識するほか、別のカメラでは来店客が手に取った商品を識別する。例えば、20代の女性がビタミン豊富なサラダ類を手にした場合、サイネージ上にタンパク質が含む関連商品が表示されるなど、栄養バランスを考慮した商品提案が行われる。

デジタルサイネージ上にタンパク質が含む関連商品が表示される

デジタルサイネージ上にタンパク質が含む関連商品が表示される

また、ローソンの人気商品であるからあげクンが揚がった際に、その情報を店内のサイネージにリアルタイム配信するデモも実施された。高輪ゲートウェイシティの都市OSと連動し、天気や電車の遅延・混雑状況を掲示することも可能だという。

商品のできたてをリアルタイム告知

からあげクンのできたてをリアルタイム告知

フライパンや洗剤などの台所用品が陳列された棚では、電子棚札に触れると、上部の中型サイネージに商品の詳細動画が流れ、電子棚札に表示されたQRコードから商品を購入することもできる。

レールをタッチすることで商品の詳細情報を表示するサイネージ

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