インターネットイニシアティブは2025年3月12日、「IIJセキュア端末分離ソリューション with Soliton」の提供を開始した。

Webブラウザや業務アプリケーションの実行環境を端末内で分離し、端末や社内ネットワークのマルウェア侵入のリスクを低減、感染時の影響を緩和するもの。ユーザーの端末上に設けた隔離領域から業務アプリケーションを利用する端末内デスクトップ分離機能「セキュアワークスペース/Type W」と、専用ブラウザでWebアクセスを行うWeb分離機能「セキュアブラウザ/Type B」の2つのメニューを提供する。

ソリューションの提供イメージ

本ソリューションは、ソリトンシステムズの端末内分離の技術をもとにIIJとソリトンシステムズが共同開発した。端末内分離に必要な専用ゲートウェイなどの設備をワンストップで提供し、ユーザーは端末にアプリケーションをインストールするだけでコストを抑えてセキュアな業務環境を構築することができる。

また、ソリューション基盤へは「IIJプライベートバックボーンサービス」を経由して接続。ユーザーが個別に閉域ネットワークを構築することなく安全に接続できることに加えて、本ソリューションとIIJのセキュリティサービスやクラウドサービスを柔軟に組み合わせて利用することができる。

100ユーザーから利用が可能で、提供価格は個別見積もり。利用には、IIJプライベートバックボーンの契約が別途必要となる。