通信設備のシェアリング事業を展開するJTOWERが、2024年12月時点の屋内インフラシェアリング・ソリューション導入実績を発表した。
2024年12月時点の国内の累計導入済物件数(4G/5G)は、前年同期比120%の627件となった。2024年10月から12月までの期間においても、商業施設、オフィスビル、行政などの公共施設で導入が進んだ。
JTOWER屋内インフラシェアリング・ソリューション 導入済物件数推移
同社 執行役員 営業統括部長の山本重好氏によれば、オフィスビルにおいては、従来の携帯キャリア各社による個別の通信環境整備から、インフラシェアリングによる一本化を採用することが一般化しつつあるという。インフラシェアリングを活用することで、機器設置の省スペース化、省電力化に加え、資材や工事回数の削減、窓口の一本化などのメリットが得られる。
また、4Gについては、新築の建物への導入に加え、過去、携帯キャリアが個別に敷設した設備の更改に合わせたインフラシェアリングへの入れ替えが進んでおり、引き続き拡大していく見通しという。