KDDIが社内FA制度 「プロ人財」を全社公開

KDDIが新たな人事施策として、プロ野球型の社内FA制度を開始した。高度な専門性を持つ「プロ人財」の情報も全社公開。互いの専門性の掛け合わせを活性化し、新価値創造の加速を目指す。

KDDIの人財戦略について説明するKDDI 執行役員 コーポレート統括本部 人事本部長の菱田直人氏

KDDIの人財戦略について説明するKDDI 執行役員 コーポレート統括本部 人事本部長の菱田直人氏

「KDDI版ジョブ型人事制度」を2020年8月に導入したKDDIが、新たな人事施策を開始していることを2024年12月17日に発表した。

1つが、「プロ人財」の全社公開だ。11月7日から、全社員が閲覧可能な社内アドレス帳上で「プロ人財認定マーク」の表示をスタートした。KDDIでは、基幹職(非管理職)のうち、テクニカルスキル評価で5段階評価の4以上を取得した社員を「プロ人財」と定義している。

「専門性」だけでなく、「人間力」も重視している点が、KDDI版ジョブ型人事制度の特徴の1つ

「専門性」だけでなく、「人間力」も重視している点が、KDDI版ジョブ型人事制度の特徴の1つ

「事業領域が広がり、複数領域で連携した業務遂行が必要になる中で、本施策により、業務理解の深い人材が一目で把握できるようになり、円滑な連携が期待できる。さらにプロ人材を可視化することで、評価の透明性を確保することも狙いの1つ」とKDDI 執行役員 コーポレート統括本部 人事本部長の菱田直人氏は説明した。

12月16日時点のプロ人財認定マークの対象者数は1051名で、30の専門領域が設定されているという。

プロ人財には難易度の高い業務の遂行だけでなく、組織の枠を超えた多様な人財とのコラボレーションが求められる

プロ人財には難易度の高い業務の遂行だけでなく、組織の枠を超えた多様な人財とのコラボレーションが求められる

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