アバイア山本氏 「スマホとソーシャルの普及で生じた企業コミュニケーションの課題を解決」――UCサミット2011レポート

「スマホとソーシャルの普及により、企業では今後さらに迅速なコミュニケーションが求められていく」――。日本アバイアの山本契氏は2011年9月15日に開催された「UCサミット2011」で、スマホ&ソーシャル時代に直面する企業コミュニケーションの課題と、その解決策について講演した。

「我々は130年以上の歴史がある企業向けコミュニケーションベンダー。電話を発明したグラハム・ベルを起源にもつ」。こんな自己紹介から始まったのが、日本アバイアの山本契氏のUCサミット2011での講演である。電話の発明者を始祖にもつアバイアは、これからの企業コミュニケーションをどうリードしていこうと考えているのか。山本氏はまず企業コミュニケーションを取り巻く状況について整理した。

日本アバイア ソリューションマーケティング部 山本契氏
日本アバイア ソリューションマーケティング部 山本契氏

山本氏が重要なトレンドとして挙げたのは、スマートフォンとTwitterなどのソーシャルメディアの普及である。これにより、場所にとらわれない働き方が着実に根付き始めているほか、コミュニケーションの手段も多様化。その結果として、ビジネスの現場では「従来以上にリアルタイムなコミュニケーションが求められるようになっている」という。どこにいても様々な手段でコミュニケーション可能になったことで、より迅速な対応が要求されているわけだ。そこで企業は、iPhone、Androidなどの多様なデバイス、そして電話やビデオ会議、ソーシャルなどの多様なコミュニケーション手段にどう対応していくか、という課題に直面しているが、その解決策となるアーキテクチャが「Avaya Aura」だという。

Avaya Auraが実現するコミュニケーション環境
Avaya Auraが実現するコミュニケーション環境

Avaya Auraのメリットは大きく2つある。1つはマルチベンダープラットフォームだ。Avaya Auraでは、様々なベンダーのPBXやビデオ会議システムなどを統合できる。もう1つは、BPMやERP、CRMなどのビジネスアプリケーションと連携し、ビジネスプロセスを自動化するエンジンが入っていることだ。「例えば震災時にわざわざ1人ひとりに電話をかけて安否確認するのか。これまで人が介入していたプロセスを自動化することで、よりスピーディにリアルタイムコミュニケーションが行えるようになる」と山本氏はビジネスプロセスを自動化することの重要性を訴えた。

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