NTTが無線区間のゆらぎ低減技術を開発 ローカル5G×フレッツVPNで安定したドローンの遠隔操縦を実現

NTTが無線区間で発生する遅延ゆらぎを低減する技術を開発した。この技術をドローンの遠隔操縦に適用し、福島・南相馬市のロボットテストフィールドから郡山市の遠隔操縦拠点へ安定した映像伝送を実現できるか実証を行ったところ、映像の乱れを低減できることを確認したという。今後はドローンに加え、無人航空機やロボットの遠隔操縦への応用も期待される。

NTTは2026年5月14日、無線区間で発生する遅延ゆらぎを低減し、映像品質を安定化させる技術を開発したと発表した。

そして、NTT-MEとNTT e-Drone Technologyの協力のもと、同技術をドローンの遠隔操縦に適用。結果、約60km離れた福島・南相馬市のロボットテストフィールドから郡山市の遠隔操縦拠点へ安定した品質の映像を伝送することに成功した。この技術が実用化されれば、ドローンの利活用のさらなる拡大が期待できるとNTTアクセスサービスシステム研究所 光アクセス基盤プロジェクト 主任研究員の柴田直剛氏は強調した。

NTTアクセスサービスシステム研究所 光アクセス基盤プロジェクト 主任研究員 柴田直剛氏

映像レートに合わせてフレーム間隔を補正

今回NTTが開発した技術では、無線基地局から収集したトラフィック情報をもとに映像レートを分析。その映像レートに合わせてフレーム間隔を補正することで、無線区間で発生したゆらぎを低減できるという。

柴田氏によれば、瞬時レート(ごく短い時間幅で観測した映像レート)が上限を超えないようにパケットをバッファリングして通信速度を平滑化する「シェーピング制御技術」を用いることで、フレーム間隔が理想値に近づき、映像の乱れを解消できるとのことだ。

フレーム間隔を均一化し、映像品質を安定化

また、同技術は「専用機器が不要で、汎用的なスイッチやルーターでも実現できる点も特徴の1つ」だと同氏はアピールした。

映像フレーム間隔が理想値に近づき、映像の乱れを解消

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