本日から5月27日まで開催中のワイヤレスジャパン2011。インターネットイニシアティブ(IIJ)のブースでは、iPadを活用した様々なソリューションが紹介されている。
iPadソリューションが数多く展示されているIIJのブース |
ブース入り口で行われていたのは、「Citrix XenApp」を利用した仮想デスクトップのデモだ。Windows PCで利用している業務システムが、IIJ独自のゲートウェイ経由でiPadからそのまま使える点がアピールされていた。MVNOとして3Gサービスを提供しているIIJでは、iPad Wi-FiモデルとモバイルWi-Fiルーターの組み合わせを提案している。
iPadで仮想デスクトップを活用すれば、外出先からでもWindow PC向けの業務システムが利用できる |
企業がiPadを導入するうえではセキュリティや管理の面も非常に大切だが、その解決策として展示されていたのはクラウド型のスマートデバイス管理ツール「Smart Mobile Manager」だ。Web管理画面から管理対象のデバイス情報を確認できるほか、リモートロックやリモートワイプなどを実行できる。
IIJのスマートデバイス管理サービス「Smart Mobile Manager」の画面 |
説明員がIIJのiPadソリューションの特徴として強調していたのは、トータルで提供できる点だ。「これら1つ1つは他社にもあるかもしれないが、<使う><つなぐ><管理する>の3つを一括で提供できるのが我々の強み」だという。
このほか、AndroidでのNFC活用も参考出品されていた。これはNVIDIAの開発プラットフォームとUSB型のNFC/FeliCaリーダー・ライターを使ったもので、おサイフケータイ連携やホームエネルギーマネジメントのデモを行っていた。今後、NFCは急速に普及していきそうな情勢だが、IIJではNFCを利用した新しいサービスや事業のサポートに力を入れていく考えとのことだ。
AndroidとNFCによるおサイフケータイ連携のデモの様子 |