KDDIは2023年3月22日、IoTデバイスを開発する法人ユーザー向けに、開発や検証試験をサポートするソリューション「IoTデバイス開発サポート」を提供開始すると発表した。
IoTデバイスのネットワーク接続に関する技術的な情報提供や、IoTデバイスの販売前の品質検証試験代行など、顧客の要望に合わせて支援するソリューションだ。
本ソリューションのイメージ
IoTデバイスは、仕様や品質が不十分な場合、導入後に不具合が発生するなどのトラブルに発展し、顧客の業務やサービスに支障を来すなど、その影響は少なくない。IoTデバイスの開発には多くの経験や知識が必要なほか、十分な品質を確保するには確実な検証試験も必要とされる。その一方、IoTデバイスの品質検証には、通信に接続するための検証環境が必要であり、検証設備を自社で準備するには多くの工数とコストがかかることが課題となっている。
IoTデバイス開発サポートは、KDDIのネットワークと顧客のIoTデバイスとの接続性検証のほか、プロトコル試験や位置測位精度試験などのシステム検証を実施し、IoTデバイスの品質向上を支援する。
また、顧客のIoTデバイスや収集されたデータを閲覧するアプリなどのUI/UXに着目したユーザビリティの検証など、IoTデバイスを含むシステム全体に対する第三者視点での検証を行う。
顧客のIoTデバイスの仕様に従って温度・湿度の上下限で負荷をかけるなど、耐久性を検証する耐負荷検証により、IoTデバイスの耐久性の向上も支援するという。
