KDDI、ベトナムでXRと5Gを活用したバーチャルショールームの実証を実施

KDDIは2023年3月1日、海外現地法人であるKDDIベトナム、JTOWERの海外子会社であるSouthern Star Telecommunication Equipment Joint Stock Company(以下SPN) 、無印良品の現地法人のMUJI VIETNAM が、3月3日から3月12日まで、XRアプリと5Gを活用したバーチャルショールームの実証を行うと発表した。

この実証では、屋内通信インフラシェアリングの5G環境下において、ベトナム・ホーチミン市内の無印良品店舗にいながら、日本の「無印良品 銀座」の店舗や「MUJI HOUSE」のモデルルームを、XRアプリ「au XR Door」で体験できるというもの(参考記事:JTOWERの屋内インフラシェアリング導入済物件数は374件)。

現地の店舗は複合商業施設内にあり、本実証では屋内5G通信環境をインフラシェアリングで構築する検証を行う。5Gネットワーク機器を活用したXRサービスの利便性・安定性の検証も目的とする。

au XR Doorを現地店舗で起動するとカメラ越しにARドアが現れ、バーチャルの無印良品店舗に入ることができる。バーチャル店舗内では商品情報を確認でき、ベトナムで購入できる商品はオンラインサイトへ遷移し注文ができるという。無印商品の家具や収納用品が設置されたMUJI HOUSEを体験することもできるとのことだ。

今回の実証における「au XR Door」の利用イメージ

今回の実証における「au XR Door」の利用イメージ

SPNは、ベトナムで建物内の携帯通信インフラシェアリング(IBS:In-Building Solution)事業に取り組んでいる。今回の実証では環境構築のほか、現地関係者調整、電波測定の実施などを担当する。KDDIとJTOWERは2021年5月に資本業務提携を締結している(参考記事)。

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