ソフトバンクとマイクロソフトが新音声通話サービスでタッグ、Teamsから“どこでも固定電話”

Office 365のコラボレーションツール「Microsoft Teams」から03・06等の固定電話番号(0AB~J番号)で発着信できる新サービス「UniTalk」が2019年8月1日からスタートする。日本マイクロソフトとソフトバンクがタッグを組んで実現した“国内初”のサービスだ。ソフトバンクの今井副社長は「かなり早期に100万契約を達成できる」と意気込んだ。

ニトリなど早期導入11社の評価は上々

両社は今回の発表に先立ち、Teamsを利用している企業に対してUniTalkの早期導入プログラムを展開。すでに11社の国内企業が利用中だという。

その1社であるニトリでは、「クラウドからの発着信ということで品質を心配されていたが、実際に使ってみると音声もクリアで“最高”という評価をいただいている」と今井氏は話した。

最も特徴的なのは、名刺等に表示する固定電話番号が、場所を問わずに使える点だ。外出時はもちろん、在宅勤務/テレワークの際にも、“会社の番号”で電話をかけることができ、かつ、その番号にかかってきた電話を受けることも可能。電話をかけた相手に通知される発信者番号も、もちろん“会社の番号”だ。

今井副社長は、販売目標として「100万契約」を掲げるが、「かなり早期に達成できる」と自信を見せた。

なお、Teamsと連携した音声通話サービスはソフトバンクが独占提供するものではないが、「このレベルのインテグレーションには、強力なコミットメントや投資が必要。世界でも限定的なもので、この(高いレベルの)クオリティはソフトバンクと一緒に提供していく」と日本マイクロソフトの平野社長は話した。

企業が用いるコミュニケーションツールが多様化し、音声通話の頻度が減少するなか、PBX運用のコストや保守費用に悩む企業は多い。そうした企業から大きな注目を集めそうだ。

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