アジルネットワークスは2010年12月2日、同社の「アジルクラウドPBX」とSkypeユーザー間で無料通話が可能な新サービスを提供開始した。アジルクラウドPBXは、自社設備として交換機を導入する必要がなく、インターネット経由で内外線通話、保留・転送などの機能が利用できるサービス。オープンソースのIP-PBX「Asterisk」をベースとして開発されたもので、このクラウドPBXに今回、Skypeとの相互接続機能を標準機能として組み込んだ。
アジルクラウドPBXで利用しているIP電話機やソフトフォンから接続先のSkype IDを入力するだけで接続できる。一方、SkypeからアジルクラウドPBXの電話にかける場合は、「agilephone」へコールした後、「発信先の電話番号を入力してください」という音声自動応答(IVR)の指示に従って電話番号を入力するとつながる。通話料は無料だ。
なお本サービスは、Digium社純正のAsterisk用のアドオンチャネルドライバモジュール「Skype for Asterisk」を使用したものだという。