SPECIAL TOPICカメラ2台+NVR+PoEスイッチで10万以下 「VIGI」ならリモート監視も簡単導入

コスパの良さで人気のネットワーク機器ベンダー、TP-Linkからセキュリティカメラが登場した。広角と長距離用の2種類・4モデルを揃え、ナイトビジョン機能やエリア侵入検知機能も具備。カメラ2台にレコーダー(NVR)、PoEスイッチを含めても10万円以下で本格的な監視カメラシステムが導入できる。

「説明書不要で使えてしまう」良さ 初期設定も画像調整もGUIで完了初期導入時には、NVRとカメラをPoEスイッチにつなぎ、インターネットに接続した後、画面の指示に従ってID/パスワードなどを設定すると、NVRが自動的にカメラを認識。数回のクリック操作でカメラの登録作業は完了だ。カメラはPoE給電に対応(DC電源も可)しているので、設置場所に電源がなくてもLANケーブルをつなぐだけだ。その後、PC用アプリケーション「VIGI Security Manager」から同IDでログインすれば、インターネット経由で即座にカメラ映像が確認できる。

 

PC用アプリケーション「VIGI Security Manager」の画面

写真1 カメラの登録や管理、モニタリング映像の確認などが行えるPC用アプリケーション「VIGI Security Manager」の画面。上の2画面は屋外用バレット型(C300HP)の映像で、ほぼ同位置で撮影したもの。レンズサイズが4mmのモデル(左上)は、同6mm(右上)に比べて広範囲を撮影できる。下の2つは屋内用タレット型で、こちらも同位置から撮影。画角の異なる2モデル(レンズサイズは2.8mmと4mm)から選択できる。(画像クリックで拡大)


各デバイスの設定からカメラの登録、映像の表示まで半自動で行われ、詳細設定もGUI操作で行えるため、ネットワークやカメラの知識・スキルがなくとも心配は無用だ。筆者も実際にカメラ4台構成をセットアップしてみたが、配線から設定まで特に躓くことなく、1時間足らずで作業が完了した。

 

「VIGI Security Manager」の管理画面は日本語対応であることも特徴
写真2 「VIGI Security Manager」の管理画面は日本語対応であることも特徴(画像クリックで拡大)


カメラの画像調整も、VIGI Security Managerで明るさや彩度、コントラストの調整、日中/夜間モードの切替などが簡単に実行できる。木下氏によれば、「画面の指示通りにやれば、誰でもなんとなく使えてしまう。これがTP-Link製品の良さだと思っている。Wi-Fiやスイッチを使っていただいているお客様にVIGIを紹介した際にも、やはりこの点の評価が高い」という。

なお、VIGIカメラを他社製のNASなどに接続して映像を記録することも可能だ。VIGIシリーズはネットワークカメラの標準規格であるONVIFに対応しており、ONVIF対応製品を使用中のユーザーは、その環境にVIGIカメラをアドオンできる。

充実したスペックと遠隔操作でリモート監視のニーズにマッチVIGIの導入を検討中の業種は多岐に渡る。ホテルやマンションの管理会社、公共施設などでは防犯目的だけでなく、利用者の出入りをリモートから確認する用途での利用を検討。また、圃場監視に使いたいという農家もいるという。

低価格ながら、こうした多様なユースケースに対応できる機能を備えている点も、VIGIカメラの特徴だ。

C300HPC400HPはどちらも、監視エリアの隅々まで高精細に撮影するウルトラHD(3Mピクセル)に対応。

明るさが不足している場所でも撮影可能なナイトビジョン、逆光でもクリアな映像を撮るWDR、DNR(デジタルノイズリダクション)機能を具備。遠くの被写体がレンダリングされなかったり、夜間に近づいてきた物体が露出オーバーになったりするのを防ぐ、スマートIRにも対応している。

VIGI Security Managerとスマホ用アプリの「VIGIアプリ」はどちらも無料で利用できる。インターネット環境さえあれば、いつでもどこでもリアルタイム監視と録画映像のチェックが可能であり、特にVIGIアプリは起動・ログインすればすぐにカメラ映像が表示できるユーザーフレンドリーな仕様となっている。VIGI Security Managerの画面に表示されるQRコードをスマホで読み取るだけで連携が完了。写真3のように、すぐにVIGIカメラの映像を表示できる。

 

スマホ用の「VIGIアプリ」
写真3 スマホ用の「VIGIアプリ」を使えば、いつでもどこでも映像を確認できる

 

このように、カメラの追加登録や設定変更、映像の確認までリモートから実行できるため、例えば複数のホテル・マンション、オフィスの監視カメラを集中管理するというオペレーションも問題なく実現できよう。

ただし、こうしたリモート監視で懸念されるのが、カメラに異常が発生した場合の対応だ。現地に赴いて電源のON/OFF操作を行わなければならない場面は、どうしても生じる。

この点もVIGIなら安心だ。TP-Linkは、クラウド経由で各種ネットワーク機器を統合管理するSDNソリューション「Omada(オマダ)」を提供している。これを使えば、リモートからPoEスイッチを遠隔操作できるため、「再起動してカメラをリブートして復旧できる。現地に赴く手間はない」(木下氏)。

低コストで運用負担も少ない監視カメラはないか──。そんな人は、まずVIGIを試してみてはどうだろうか。

 

<お問い合わせ先>
ティーピーリンクジャパン株式会社
TEL:03-6806-0912
E-Mail:sales.jp@tp-link.com
URL:https://www.tp-link.com/jp/

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