SPECIAL TOPICローカル5Gのテスト品質は業界トップ サポート人員を3倍に拡大、コストも低減

ローカル5Gにおけるローデ・シュワルツの強みは開局準備から設置工事、運用に至るまでに必要なソリューションを展開できることである。同社では業界トップの品質のテストソリューションをハード/ソフト共に用意。サポートの人員も拡大し、ローカル5Gの導入を手厚く支援する。

業界一の耐ノイズ性能 事例数も圧倒的ローデ・シュワルツではローカル5Gの開局準備から設置工事、運用に至る各プロセスで必要となるソリューションをトータルで提供している(図表)。

図表 ローカル5Gの導入プロセスに対応したローデ・シュワルツの製品・ソリューション

図表 ローカル5Gの導入プロセスに対応したローデ・シュワルツの製品・ソリューション

詳しくは弊誌の姉妹サイト、ビジネスネットワーク.jpの「ローカル5Gの測定ニーズの全てに応えるローデ・シュワルツ」という記事をご覧頂きたい。

同社のソリューションの中でも特に多くの企業から注目を集めているのが、ネットワーク環境を評価するモバイル・ネットワーク・スキャナーの「R&S(R)TSMA6(以下、TSMA6)」とその制御用ソフトウェアの「R&S(R)ROMES4(以下、ROMES4)」である。

TSMA6はシミュレーション通りにエリアが構築できているかを確認するためのソリューションで、大きく3つの特長を持つ。

第1の特長は、業界一と呼ばれる受信感度の良さだ。これを可能にしているのが、同製品の持つ高いダイナミックレンジ対応と周波数イメージ除去、低位相雑音などの技術である。「例えば基地局から取得したリファレンス信号(SSB:同期信号ブロック)の受信感度は、Sub6で最高-156 dBm/Hz、ミリ波で-150 dBm/Hz(5 ms周期、15 kHzサブキャリア間隔)を実現しています。このようにTSMA6であれば弱い電波でも拾えるので、普通だと取り逃がす基地局も捕捉できます」と笠松氏は言い切る。

5Gで扱うミリ波のような、「周波数が高くかつ帯域幅が広い電波では減衰が大きく、信号レベルが低くなります。そのため、ノイズ耐性への高さは重要な指標になります」と笠松氏は解説する。

第2の特長は自動チャネル検出(Automatic Channel Detection:ACD)機能である。各チャネルの中心周波数を指定しなくても、バンドを指定するだけで、測定できるようになるという便利機能だ。検出したチャネルは、GUIベースの画面でグラフィカルに表示される。「現場でどのような電波が飛んでいるかを一覧で確認できるため、サイト内の干渉波の特定がしやすくなります。これまでチャネルの中心周波数がわからずに、測定に時間がかかっていたという経験のある人も多いかと思いますが、そのような方にぜひ使って欲しい機能です」と笠松氏は語る。ACD機能は他社製品にも搭載されているが、TSMA6はすべてのチャネルを検出するという強みから「ユーザーから非常に支持されている」(笠松氏)という。

自動チャネル検出(Automatic Channel Detection)機能の画面

自動チャネル検出(Automatic Channel Detection)機能の画面。バンドを指定するだけで測定が可能で、検出したチャネルは色付けされ視覚的に分かりやすく表示される(画像クリックで拡大)

第3の特長はコンパクトで持ち運びが便利なこと。測定現場では、歩き回って測定することが一般的だ。TSMA6は肩掛けの専用キャリーバッグにすべてのアクセサリが収納できるようになっている。またOSはWindows10を採用しているので、表示機器はノートPCだけではなくタブレットPCにも対応しており、歩行測定がやりやすいように配慮されている。

専用キャリーバッグに入ったR&S(R)TSMA6とR&S(R)ROMES4
専用キャリーバッグに入ったR&S(R)TSMA6とR&S(R)ROMES4

総務省課題事業でも採用 実端末の速度もテストもう1つのソリューションであるROMES4はTSMA6を制御し、取得したデータを解析するソフトウェアである。アプリ上の地図画面に基地局の位置や電波強度、SS-RSRP(二次同期-基準信号受信電力)などのさまざまなパラメータをリアルタイムに同期して表示するため、機器に最適な電波環境を見つけることが可能だ。インドア/アウトドアどちらの環境にも対応する。

また最近は電波強度だけではなく、実際の通信速度を測定したいというニーズも増えている。ROMES4は、このようなニーズにも対応する。ROMES4をインストールしたPCにスマートフォンなど携帯端末を接続することで、実環境での通信速度を評価できるからだ。

現在、同社の元には通信業界はもちろん、工業・産業、建築、医療などから多くの引き合いが来ているという。NTT東日本、ジュピターテレコム(J:COM)、オプテージをはじめ、多くの顧客が採用しており、すでに実績もある。総務省が公表している「令和2年度 地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」の複数の現場で、同社の製品が使われており、「当社の技術者が現地に赴き、ともに測定することで成功させてきました」と笠松氏は胸を張る。

ローデ・シュワルツはユーザーの最大の懸念であるコストの問題を手厚い無料サポートで支援するほか、高品質なテストソリューションによりプロジェクトの安定性やスケジュールの短縮につなげることができる。ローカル5G事業に懸念をもつ方は、一度相談してみることをおすすめする。

<お問い合わせ先>
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
URL:https://www.rohde-schwarz.com/jp/local_5g/
TEL:03-5925-1270

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