ローカル5Gの電波調査に使える!貸し出しやアフターフォローも充実K5G-C-100Aはローカル5G基地局の電波シミュレーションにも活躍する。「電波情報取得ログ」というアプリを使えば、取得した電波の情報を本体ディスプレイに表示し、端末にデータを保存、CSV形式でログの出力もできる。
図表2 デバイスの稼働監視や状態通知、トラブル発生時のログ取得
「設置した場所の24時間の電波状態を確認することもできるし、持ったまま特定のエリアを歩きまわり、GPS情報と合わせてヒートマップ化することもできる。これなら台車で大きなテスターを運ぶ必要はない。K5G-C-100A自体の稼動ログもAPIで取得できるので、遠隔監視も可能。ローカル5G導入サービスを提供するSIerにも活用していただける」(小倉氏)
さらに「通信品質や電波状況をテストする際、基地局側だけでなく受信端末側の情報は必須。京セラはスマートフォンを開発している関係もあり、クアルコムなどチップベンダーに不具合を直接申請したり、解析結果を送って修正してもらったものをパッチとして提供したりしている。こうした技術力と受信端末としての品質の高さがお客様に評価されている」と同社の横田希氏は説明する。
(左から)京セラ 通信機器事業本部 IoTビジネスユニット 責任者 横田希氏、事業開発課 小倉久忠氏
K5G-C-100Aは購入前の貸し出しや技術面のフォローにも対応する。
「有料にはなるが、機器との接続や、『こういう使い方をしたい』というのを一緒に検証するようなサポートも承っている。延長保証やアフターサポートについても今準備しているところだ」(横田氏)
京セラの通信機器事業本部は、モノづくりのコンセプトに「JAPAN MADE」を掲げている。「ハード・ソフト設計から、部品調達、製造、そしてアフターサポート、修理に至るまで、すべて日本国内で一貫した体制を用意している。K5G-C-100AもJAPAN MADEの哲学で作られている」と小倉氏。5Gネットワークとエッジを高品質かつ手軽に繋ぎたい企業は、ぜひK5G-C-100Aを試してほしい。
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