JTOWERは2021年4月27日、2020年12月21日に総務省より実験試験局免許を取得したサブ6帯を活用したローカル5G SAシステムを利用して行ったローカル5Gの技術実証の概要を発表した。
屋内での電波伝搬シミュレーションイメージ |
JTOWERでは、ローカル5Gラボ環境下において、より効果的な無線ネットワークの設計及び構築に資するデータを取得するため、オフィス内に加えて本社ビル周辺の屋外向けにも無線局を設置し、屋内外の電波伝搬測定、電波伝搬シミュレーション、システム性能や端末の接続性の検証を行った。
端末接続確認イメージ |
今回の技術実証では、丸文の協力を得て、電波伝搬測定においてはPCTEL社製IBflex、電波伝搬シミュレーションにおいてはRanplan社Ranplan Professionalを使用。都市型ネットワークを想定した屋外のエリア、屋内でのオフィスレイアウト内における電波状況に関して有意義なデータ取得を行うことができたという。
実証実験に使用したRFスキャナ:PCTEL社製IBflex |
JTOWERでは、これらのデータを活用して機器の性能評価等を引き続き行い、ローカル5Gの導入を検討している事業体の利用形態に合わせた最適なローカル5Gネットワークの提供を行うべく準備を進めていきたいとしている。