APRESIA Systemsは2021年4月5日、ローカル5Gシステム「ApresiaAEROシリーズ」の販売を開始した。LTEを必要とせず、5G単体でシステムを構成できるStand Alone(SA)方式を採用しているのが特徴の1つだ。RU(Radio Unit)は、28GHz帯よりもエリアカバレッジに優れるSub6帯に対応している。
ApresiaAEROシリーズは次の4つの製品で構成される。まずはRUの「ApresiaAERO-RU100」で、対応周波数は4.8~4.9GHz。PoE++で給電できる。外形寸法は218×218×64mm、概算質量は3.5kg以下。
次に「ApresiaAERO-CDU100」は、DU/CU(Central Unit/Distributed Unit)サーバーで、CPUはIntel Xeon Gold (20コア4スレッド)を搭載し、電源を二重化している。
UE(端末)である「ApresiaAERO-UE100」は、外形寸法が154×105×233×mm、概算質量が1.6kg以下。Wi-Fi(IEEE802.11ac)機能も備える。
5Gコアの「ApresiaAERO-5GC-A」については、オープンソースの「free5GC」をベースに自社開発することで、必要な機能を実現しながらコストを抑えているのが特徴だという。