IoT無線のSigfoxに新サービス、「Atlas WiFi」の位置情報精度が向上

京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は2021年3月23日、IoTネットワーク「Sigfox(シグフォックス)」の位置情報サービス「Atlas WiFi(アトラスワイファイ)」に、「Atlas WiFi Private DB(プライベートデータベース)サービス」を追加したと発表した。

LPWA規格の1つであるSigfoxの位置測位サービスには、Sigfox基地局をベースにした「Atlas Native(アトラスネイティブ)」とWi-Fiを用いた「Atlas WiFi」がある。

Atlas WiFiは、Sigfox通信が可能な場所であれば、Wi-Fiアクセスポイントを活用することで屋内・屋外問わず低消費電力で位置情報を取得できるサービス。Wi-Fiスキャン機能を持ったSigfoxデバイスがWi-FiアクセスポイントのMACアドレスをAtlas WiFiデータベースへ送信し、数十メートル精度の位置情報(緯度、経度、想定精度範囲)を取得する。


位置情報取得の仕組み

今回提供を始めたPrivate DBサービスは、Atlas WiFiの拡張サービスで、ユーザーが希望するWi-Fiアクセスポイントの緯度経度と付加情報(建物名やフロア情報など)をPrivate DBに登録し、それらの情報を利用できるようにする。これにより位置情報の精度向上や、より詳細な位置情報の取得が可能になり、同一敷地内の複数建物間や同一建物内のフロア間、同一フロア内でのアセットのトラッキングや位置測位などに活用できるという。

Atlas WiFi Private DBサービスのサービスメニューは、ユーザー専用のデータベースを利用し、Wi-Fiアクセスポイントの管理・運用が可能な「Basic(専用モデル)」と、複数のユーザー間でデータベースを共有し、他ユーザーが登録したWi-Fiアクセスポイントの情報も取得できる「Shared(共有モデル)」の2種類。

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