ローカル5Gも2022年4月に追加、パナソニックが新事業「現場マルチネットワーク」

パナソニックが2021年4月から、新事業「現場マルチネットワークサービス」を開始する。プライベートLTEやローカル5G、Wi-Fiと複数の無線通信をビジネス現場のニーズに応じて組み合わせて提供するもの。防災無線をはじめ公共分野で培った経験とノウハウを活かして、製造業など多様な業種へ展開するという。

パナソニック システムソリューションズ ジャパン(PSSJ)は2021年2月17日にオンライン記者説明会を開催し、同年4月1日から提供開始する「現場マルチネットワークサービス」について詳細を説明した。

PSSJ 代表取締役副社長の奥村康彦氏は冒頭、今回の新事業開始の背景として「防災無線や高速道路のETC、業務用無線などミッションクリティカルなシステムで業界トップクラスのシェア」を誇る点を強調。その構築・運用ノウハウを活かして、製造業や物流業など民間企業へと無線ネットワークサービスを展開していきたいと述べた。


現場マルチネットワークサービスの概要

同社は2020年7月から、カメラ映像等のセンシングデータを活用して製造現場等で人・モノの動きを可視化する「現場センシングソリューション」を提供している。今回発表した現場マルチネットワークサービスは「これに並ぶもう1つのコア事業」と位置づけるもので、そうしたIoT/センシングソリューションの基盤となる「ネットワーク、ソフトウェア、エッジデバイス等をお客様の課題に応じて提案し、構築から運用サポートまで一体として提供する」と奥村氏は話した。


(左から)PSSJ 代表取締役副社長の奥村康彦氏、
パブリックシステム事業本部 サービス事業企画部 部長の野口太一氏
パブリックシステム事業本部 システム開発本部 開発1部 部長の千秋賢一氏

プライベートLTE、ローカル5G、Wi-Fiを使い分け
具体的には、「プライベートLTE」「ローカル5G」「Wi-Fi」の自営型無線システムを顧客企業の用途・目的に応じて組み合わせて提供する。

プライベートLTEについてはすでに実用化している自営BWAシステムに加えて、sXGPシステムを2021年6月に発売する予定だ。Wi-Fiについても、IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)対応のアクセスポイントに加えて、2021年10月に802.11ax(Wi-Fi 6)対応製品をリリースする。


用途や目的に応じて使い分け、組み合わせられるよう多彩なラインナップを準備する

ローカル5Gについては現在開発中で、パブリックシステム事業本部 サービス事業企画部 部長の野口太一氏によれば、「2022年4月にSub6(4.7GHz帯)・SA(スタンドアロン)対応のシステムを発売する」計画だ。無線基地局、スマートフォン/タブレット、および5Gコア、専用SIMと、ローカル5Gシステム構築に必要な設備をトータルに開発し提供する。

2021年度はプライベートLTEおよびWi-Fiでの提供となるが、2022年度発売に向けてローカル5Gのコンサルティングも行う。なお、キャリア5Gと現場デバイスを中継する「5G Gateway」をすでに提供しており、「通信キャリアの5Gと連携したシステムもサポートする」という。

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