古河電工が「仮想化EPON」開発、Society5.0の通信大容量化に対応

古河電気工業は2021年1月15日、現在インターネット通信などの光ファイバーアクセス回線に使われるEPON装置において、ソフトウェアによって仮想的なネットワークを作り上げるSDN(Software Defined Networking)技術を開発したと発表した。

Society5.0の社会に向けて、光ファイバーアクセス回線の大容量化が進んでおり、本技術は、通信会社側の光回線終端装置OLT(Optical Line Terminal)において、回線状態をサービスの使われ方に応じて自動制御したり、通信の需要に応じた最適な設定に動的に制御したりすることができるなど、今後のネットワーク運用や光アクセスインフラの高度化に重要な要素になるとしている。

今回開発した技術は、IEEE(米国電気電子学会)により規格化されているEPONにおける仮想化を実現するための技術で、ONF(Open Network Foundation)で推進されている「VOLTHA」と呼ばれるオープンソースをベースとしている。なお、本技術の開発成果についてはONFにて世界公開している。

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