ソフトバンクが府中に国内最大規模のデータセンター　ハイパースケーラー需要に対応

松本一郎（編集部）

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ソフトバンクとIDCフロンティアは東京都府中市に国内最大規模のデータセンターを開設した。「GAFA」に代表されるような、大規模にデータセーターを利用するハイパースケーラーの需要にもこたえられる設備だという。

ソフトバンクと、ソフトバンクの子会社でクラウド・データセンター事業を営むIDCフロンティアは2020年12月1日、東京都府中市に「東京府中データセンター（府中データセンター）」を開設し運用開始したと発表した。同データセンターは4000ラックを収容可能で、ソフトバンクが保有している都内最大のデータセンターの約2倍となる延べ床面積4.5万平方メートル超の国内最大規模データセンターだ。
府中データセンターの外観

国内データセンターへの需要は年々高まっている。背景にあるのはクラウド化の加速だ。「近年は多くの企業がITリソースを、AWSのようなハイパースケーラーが展開するクラウド（IaaS）に置くようになっている。さらに自社のリソースのみならず、SaaSを展開する拠点としてもパブリッククラウドの採用を通してデータセンターを活用している。そこで、ソフトバンクとしてもハイパースケーラーの要求にこたえられるようなデータセンターを用意したかった」とソフトバンク クラウドエンジニアリング本部 課長の小浜徹氏は開設の背景を語る。

ソフトバンク クラウドエンジニアリング本部 課長の小浜徹氏

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