トヨタとKDDIが新たな業務資本提携に合意──通信プラットフォームの研究開発を共同で

トヨタ自動車とKDDIは2020年10月30日、新たな業務資本提携に合意したと発表した。トヨタは2000年10月に発足して以来第2位の大株主として、また最近では2016年から車載通信機とクラウド間の通信グローバル通信プラットフォームの共同構築を推進するなどの取り組みを実施していた。2020年9月時点での持ち株比率は12.95%だった。

今回、トヨタを引受先としたKDDI株式1830万1600株 (総額約522億円) の第三者割当による自己株式処分に合意し、トヨタによるKDDIの持株比率は13.74%となった。株式取得日 (払込期日) は2021年1月29日を予定している。

新たな提携の背景については、街、家、人、クルマの全てがつながる未来社会の到来に向け以下4点の取り組みを両者で推進するためだとしている。

・4G、5G、6Gなど通信規格が進化する中で、街、家、人、クルマそれぞれの間での最適な通信を可能とする通信プラットフォームの研究開発

・デバイスからネットワーク、プラットフォーム、サービスまで一元管理し、高度な運用を可能とする次世代コネクティッドカー向けの運用管理システムの共同開発

・クルマの内外に囚われることなく、人々の生活を豊かにし、安心安全を追求していくサービスおよびサービスプラットフォームの共同構築

・街、家、人、クルマなどのビッグデータを活用した、都市と地方間や各地域のコミュニティにおける社会課題解決を共同推進

両社の業務提携の概念図

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