5GとBodySharingでテレワーク高度化 職住の壁を壊す空間とは?

テレワークが広まったとはいえ、未だに「職」と「住」に関する課題はある。ジブンハウスが提案する「ポータル」は、5GやH2L社のBodySharing(体験共有)技術などを活用し、これらの課題を解決するという。

昨年7月、NTTドコモとH2Lが「BodySharing×5G アイデアコンテスト」を共催。5Gと、スタートアップのH2Lが独自に持つ「BodySharing」の製品・技術を活用したビジネス・サービス・ソリューション・利用シーンのアイデアを募集した。

BodySharing(体験共有)とは、視覚や聴覚、触覚、身体の位置や重量、抵抗感などの感覚を、ロボットや他人と相互共有できること。電気刺激を用いてコンピューターからユーザーに身体の動きを伝達する技術や、筋変位センサーで身体の動きや重量感覚の情報をコンピューターに入力する技術などによって実現される。5Gと組み合わせることで、遠隔地にいる人の体験をユーザーがリアルタイムに体験できるなどのユースケースが期待されている。

新型コロナウイルス感染症が流行する前のコンテストだが、アフターコロナ、ニューノーマルの働き方に影響を与えるアイデアが、Grand Prize(最優秀賞)を獲得した。Webから購入できる規格住宅を開発、販売するジブンハウスの「通勤時間0分!住む・働くを楽にするポータルを持つ家」だ。

ポータルは、生体認証センサー、VR/AR、360°曲面ディスプレイ、BodySharingなど、最先端技術が組み込まれたリモートワーク専用の空間だ。5Gで通信し、オフィスやポータル同士を繋ぐことでワーキングコミュニティを形成できる。コロナによって多くのデスクワーカーがテレワークに移行しているが、ポータルはノートPCを持ち帰るだけでは解決できなかった課題を解決してくれる。

図表1 ポータルのイメージ

図表1 ポータルのイメージ

月刊テレコミュニケーション2020年10月号から一部再編集のうえ転載
(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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