東北初のローカル5G免許 秋田ケーブルテレビがスポーツや農業などのDXに活用

総務省 東北総合通信局は2020年10月28日、秋田ケーブルテレビ(CNA)に対して、東北初となるローカル5G用無線局免許を付与したと発表した。

CNAがローカル5G基地局を設置するのは、「CNAアリーナ★あきた」(秋田市)、「秋田拠点センターALVE」(秋田市)、「秋田県立大学 大潟キャンパス フィールド教育研究センター」(大潟村)の3カ所。BWA基地局も併せて設置する。CNAアリーナ★あきたと秋田県立大については、構築がほぼ完了している。

市民体育館のCNAアリーナ★あきたでは、ローカル5Gを次世代アリーナ環境の実現に用いる。4KカメラやAIカメラによる映像を遅延なく多数の観客のスマホやモニターに映し出し、高精細なマルチアングル映像を楽しめるようにする。また、eスポーツや他のCATV会社と連携した低遅延パブリックビューイングでの活用も検討しているという。

CNAアリーナ★あきたでのローカル5G活用イメージ
CNAアリーナ★あきたでのローカル5G活用イメージ

秋田県立大では、遠隔監視やデジタルツインの構築など、スマート農業の各種検討・試験・実用化にローカル5Gを活用する。さらに産学官連携により、大潟村全体のスマートシティ化も目指す。

大潟村・秋田県立大でのローカル5G活用イメージ
大潟村・秋田県立大でのローカル5G活用イメージ

官民複合施設である秋田拠点センターALVEでは、ローカル5Gに加えて、Wi-Fi 6、セキュリティなども整備したテレワーク拠点を設け、企業や大学などのリモートオフィスを誘致していく考えだ。

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