富士通は2010年10月13日、ユニファイドコミュニケーション(UC)環境をサービス型で提供する「統合コミュニケーションサービス」の販売を開始した。
同サービスは、富士通のデータセンター内に構築されたUCシステムを月額費用で提供するもの。IP電話やプレゼンス、業務アプリケーションやグループウェアとの連携サーバー、携帯連携やPHS収容の機能などがネットワーク経由で利用できる。また、システム運用も富士通側で行うため、設備コストと運用コストの軽減、および構築期間の短縮を実現できるという。IP電話機のレンタル提供も行う。さらにユーザー企業が所有するPBXとの連携や、コンタクトセンターへの対応も可能になっているという。
販売価格例は、500内線利用時で1内線当たり月額1800円(IP電話機のレンタル費含む。税別)。富士通は今後3年間の販売目標を導入企業300社・40万回線としている。
なお、同サービスのベースになっているのは、2009年4月からUC分野における戦略提携を結んでいるシスコシステムズの製品。シスコ製品に、富士通のノウハウを組み合わせることで実現しているという。
統合コミュニケーションサービスのサービスイメージ(出典:富士通) |