NTT東日本、インフィックは2020年1月28日、神奈川県宅地建物取引業協会の協力のもと、IoTを活用して独居高齢者を見守るソリューションの実証実験を開始すると発表した。
実証実験は、小田原不動産が保有するマンションやアパートにおいて2月から実施する。
孤独死が増加傾向にある中、不動産会社にとっては、孤独死によるマンションの価値低下や高額な清掃代などが課題となっている。その結果、高齢者への賃貸を敬遠する不動産オーナーも存在する。
実証実験では、インフィックのIoT見守りセンサー「LASHIC(ラシク)」を用いて、室内の温度・湿度・照度・運動量をセンシング。管理業者や管理人が適宜、状態を確認可能にするとともに、室内で一定時間動きがなかった場合にはアラートを発報し、異常事態を早期に把握できるようにする。
これにより、高齢者への賃貸契約に対する不安を払拭し、高齢者へ安定的に居住環境を提供できる世界を目指す。
インフィックのIoT見守りセンサーは低廉化を実現している点が特徴だという。
実証実験の概要