総務省は2020年1月21日、5Gの次の世代である「Beyond 5G」に関する総合戦略の策定に向けて、「Beyond 5G推進戦略懇談会」を開催すると発表した。
座長は東京大学総長の五神真氏、座長代理は東京大学大学院工学系研究科教授の森川博之氏が務める。
Beyond 5Gとは、2030年頃の導入が見込まれる、いわゆる「6G」のこと。Beyond 5Gについての議論が諸外国でも開始されつつあるなか、その国際標準策定プロセスに日本が深く関与するためにも、Beyond 5Gに向けた取り組みを早期に開始することが必要なことから懇談会を立ち上げる。
主な検討事項は、(1)2030年代の社会において通信インフラに期待される事項、(2)Beyond 5Gによりこれを実現するために必要な技術、(3)我が国におけるBeyond 5Gの円滑な導入及び国際競争力の向上に向け望まれる環境、(4)これらを実現するための政策の方向性。
第1回会合は1月27日に開き、2020年夏をめどに取りまとめを行う予定だ。