KDDIは2019年9月12日、オープンイノベーション型研究開発組織「DG (ディージー) Lab」と共同で、第5世代移動通信システム「5G」時代を見据えた実証実験を9月21日に渋谷で行うと発表した。
渋谷の上空を見上げると現れる天気情報
実験は、ARとVisual Positioning Service技術を活用したもので、専用アプリを搭載したスマートフォンを渋谷の街にかざすと、デジタル情報を持った「バーチャルな渋谷」が現実の街の風景に重なってARで表示される。天気情報や電車の遅延情報、レストラン検索・予約サイト「食べログ」に掲載されている飲食店情報などを実際の場所に合わせて表示する。
食べログの飲食店情報
なお、本実証実験は、KDDIが一般財団法人渋谷区観光協会、一般社団法人渋谷未来デザインとともに「渋谷の街をエンターテインメントとテクノロジーでアップデートする」をテーマに渋谷の魅力を発見・発信する「渋谷エンターテック推進プロジェクト」の一環で行われる。
今後、同プロジェクトは2020年1月以降、渋谷駅の中心とした主要な建物や通りを順次5Gエリア化し、5Gを活用した取り組みを実施していくほか、渋谷で行われるさまざまなイベントを活用し、新たなビジネスモデルの創出を行い、渋谷の街をエンターテインメントとテクノロジーでアップデートしていくとしている。